「尊敬してやまない」とは?
仕事の上での会話やメール文におけるこの語句の使用方法や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「尊敬してやまない」とは?
このフレーズの「尊敬」は「その人の人格や言動が優れていると感じ、信頼し敬ったり称賛したりする気持ちを抱くこと」の意です。
ただ、「敬う」点では共通していますが、細かく見ると抱く気持ちには「憧れ」「感心」「平身低頭」「価値あるもの」「追従」「感動」などさまざまです。
また、「やまない」は漢字で表記すると「止まない」と書きます。
字の如く、「止まらないこと」の意から転じて、「長く継続すること」「続くこと」といった意味合いです。
すなわち、「尊敬する気持ちが止まらず、長い間尊敬し続けるさま」「絶えず尊敬するさま」を表わします。
「尊敬してやまない」の仕事の上での会話やメール文における使用方法や、使うときの注意点
このフレーズは非常に強い尊敬の念を持つ人を対象にして用いる言い回しです。
「尊敬する気持ちが変わることがない」というぐらい強い尊敬の意を示す人が対象のため、特段の功績を残した人物、たとえばビジネス関係でいえば、偉大な経営者である松下幸之助や本田宗一郎といった人物に対して使用される表現です。
なお、このフレーズは人物に対してのみの使用となり、企業や組織に対しては使いません。
「尊敬してやまない」を使った例文
・『彼は勤務する会社を一代で築いた現会長を尊敬してやまないと公言しています』
・『彼女は生涯、女性美を追究し、美容界ではその名を知らない人はいないくらい有名な人で、私は心から尊敬してやみません』
「尊敬してやまない」の類語や言い替え
このフレーズの類語・言い換え語の例を以下に挙げます。
「〜やまない」の形は残して「尊敬して」の部分を言い換えると、「敬意を表して」「心酔して」「崇敬して」などがあります。
まとめ
このフレーズの「尊敬」には多くの類語があります。
「相手を敬う」という点では共通していますが、厳密に見るとニュアンスがそれぞれ微妙に異なりますので、ニュアンスの違いを理解した上で用いるようにしましょう。
