「工面できませんでした」は物事がうまくいかなかった時に用いられる表現です。
ではあまり使いたくない言葉ですが、ビジネス用語の「工面できませんでした」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「工面できませんでした」とは?
「工面できませんでした」とは、「あれこれ工夫しても用意できなかった」という意味で使われているビジネス表現です。
貴重なものをあれこれ工夫し頑張って用意することを「工面」といいます。
ビジネスでは主に金銭をなんとかして用意する際に用いられる表現ですが、お金以外に時間や人手など簡単には用意できないものに対しても使います。
「工面できませんでした」は工面しようとしたができなかった、つまり「お金や時間を用意できなかった」という意味で使われる言葉です。
用意しなければいけないのにできなかった事実を伝える時に使います。
「工面できませんでした」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「工面」という言葉には「なんとかして用意する」という苦労のニュアンスが含まれています。
「工面できませんでした」は苦労したがダメだった時のみに使われる言葉であり、少し試しただけで諦めたような場合は当てはまりません。
あちこちかけずり回り頭を下げるくらい苦労したニュアンス含みで使うのが正しい用法です。
「工面できませんでした」を使った例文
・『1000万円必要なところを300万円しか工面できませんでした』
・『金額の8割しか工面できませんでしたが、残りは後払いで必ず支払うのでお譲りいただけないでしょうか』
・『毎日仕事で忙しく勉強時間までは工面できませんでした』
「工面できませんでした」の類語や言いかえ
「用意できませんでした」「調達できませんでした」「集められませんでした」などは金銭を対象にする時に同じような意味で使える表現です。
「算段がつきませんでした」も同じ意味で使えます。
まとめ
「工面できませんでした」は貴重なものの用意が無理だった時に用いられる表現です。
ビジネスでは資金調達やスケジュール調整など重要な意味で用いられる表現なので意味を正しく理解しておきましょう。
