ここでは「年の暮れもせまって参りましたが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「年の暮れもせまって参りましたが」とは?
「年の暮れもせまって参りましたが」は、12月に使うことができる挨拶表現になります。
12月になってすぐに使っても構いませんが、どちらかと言えば15日を過ぎた辺りからが適しており、年末も近くなりましたがといった意味で使われます。
文章の冒頭でそんな時期に調子はどうかといったようなご機嫌伺いに使ったり、文末の締めとして年末も近い寒い季節なので体調に気をつけて欲しいと用いるという具合です。
それらの文言と合わせていわゆる定型文になり、ビジネスシーンでも使うことができます。
先のように、12月も15日を過ぎた頃からがタイミング的に一番合う表現ながら、12月中であれば使うことができるため、この時期の挨拶表現としては使いやすいものの1つです。
「年の暮れもせまって参りましたが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「年の暮れもせまって参りましたが」は、文章で用いる表現になります。
よって、使える時期のメールや手紙などで用いられ、ビジネスでも取引先の相手などに送るメールの冒頭のクッション表現、及び締めになる文章に使われています。
定型表現になるため、使う時期さえ合っていれば意味そのものはあまり気にする必要はなく、この季節ならではの挨拶文として使うことができます。
ただし、会社では年内最後の営業日やその直前、プライベートでは30日や31日といった年末そのものに使うにはあまり合っておらず、その時には来年に向けた表現も含んでいるものを使う方がいいでしょう。
よって、実質的には20日過ぎくらいまでに使うものだと考えてください。
「年の暮れもせまって参りましたが」を使った例文
・『年の暮れもせまって参りましたが、いかがお過ごしでしょうか』
・『年の暮れもせまって参りましたが、寒さが深まる時期なのでどうぞご自愛ください』
「年の暮れもせまって参りましたが」の類語や言い替え
・『師走の候』
「年の暮れもせまって参りましたが」と同様に、12月に入ってから年末そのものという時期の前までに向いている挨拶表現です。
ただし、こちらは冒頭の挨拶文にのみ使うことができるもので、「師走の候、いかがお過ごしでしょうか』とは使えますが、この後にご自愛くださいといったような文言をつけることはできないので注意してください。
まとめ
「年の暮れもせまって参りましたが」は、12月に使える挨拶表現になります。
年末そのものと言える時期の前までがそのタイミングになり、この後に続ける文言と合わせてこの季節に向いている定型文として使われています。