ここでは「度々失礼いたします」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「度々失礼いたします」とは?
「度々失礼いたします」は、このように使う同じ相手に直近に連絡したことがある、もしくは実際に会ったことがある時にその冒頭で使う表現になります。
何度もすみませんという解釈になると考えると分かりやすく、しつこくなってしまっていることに対するお詫びになります。
一番近いコンタクトから時間が経っている場合には使うべきではなく、特に基準というものはありませんが、数日中に再度の連絡、またはその相手先まで出向いたような場合に使います。
この後に肝心の内容を続けますが、その数日前に話した件に絡む内容の場合がほとんどだと思ってよく、同じ件について何度もすみませんといった意味で用いられます。
「度々失礼いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「度々失礼いたします」は、同じ件について二度目、三度目となるコンタクトをしつこくなってしまって申し訳ないといった気持ちから使います。
電話やメールでそのようになってしまった場合に使われることが多く、その多くは二度目の場合で、三度目となるとまたこの表現を使うのも難なので、下で紹介する類語になる表現の方を用いるものです。
よって、「度々」とはしていますが、実質的には二度目になる時に用いるもので、一度目のコンタクト時には分からなかった点や、その際に出てきた疑問点などを聞きたいと思って使う場合が多く、このすぐ後には「先日の件ですが~」、「この前の打ち合わせについて~」などと続けて使うことになります。
「度々失礼いたします」を使った例文
・『度々失礼いたします。先の件ですが、もう少し検討したいので少々お時間を頂けますか』
・『度々失礼いたします。いただきました資料の中で少々分からない部分があるのでお聞きしたいと思います』
「度々失礼いたします」の類語や言い替え
・『重ね重ね失礼いたします』
同じ件で三度目以降になる場合には、「度々失礼いたします」よりこちらの方が向いています。
「度々失礼いたします」も使えないことはありませんが、二度目に使ってしまった時には三度目はこちらにした方がよく、逆に二度目には向いていないため、何度もやりとりをする必要がある場合にはこの2つを使い分けるといいでしょう。
まとめ
「度々失礼いたします」は、同じ件で何度かコンタクトをとる際に、何度も申し訳ないといった意味から使われる表現です。
冒頭で使われるもので、この後にすぐ本題に入ることができ、その前のお詫びとしてのクッション表現になります。