決まっていた予定を、後ろにずらして欲しい時があるものです。
「延期していただきたく」の正しい使い方を見ていきましょう。
「延期していただきたく」とは?
打ち合わせやミーティングの日にちを、後に延ばして欲しい時があります。
そんな時に思い浮かべるのが「延期していただきたく」という表現です。
へりくだって再調整をお願いする気持ちをあらわしています。
「延期していただきたく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
色々な問題が出て、既存の予定を延期して欲しい時があります。
ただ一方的に「延期して欲しい」というと、相手としては頭を抱えてしまうもの。
「前々から決まっていたことなのに、どうして都合の悪いことを言ってくるのだろう」と、あなたに対する印象が下がることもあります。
例えば雨漏りが発生して会場が使えない、打ち合わせに同席する予定の担当者が体調不良でお休みしているなど、やむを得ない事情をのぞいて再延期はするべきではないもの。
もし延期しなければいけない事情があるのなら、その理由を分かりやすく述べて相手に納得してもらいましょう。
また「頂きたく」あるいは「いただきたく」を用いると、回りくどく感じられることがあります。
丁寧すぎてもバランスが取れない文になるので、他の言葉を用いながら慎重に用いていきましょう。
「延期していただきたく」を使った例文
・『勝手ながら、日程を延期していただきたくお願い申し上げます』
・『スケジュールを、再延期していただきたくご連絡いたしました』
「延期していただきたく」の類語や言い替え
こちらの表現の類語に「延期させていただきたく」も挙げられます。
「させていただく」という現代シーンでよく耳にする敬語が入っていて、自然な言い回しになっています。
「誠に申し訳ありませんが、来月の予定を延期させていただきたく存じます」と使います。
「延期」を「変更」に変えても、同じ意味になるので覚えておきましょう。
このほか言い替えの表現に「日程の再調整をお願いしたいのですが」が挙げられます。
「ご検討いただけますと幸いです」を後半に付けて、用いていきましょう。
まとめ
「延期していただきたく」を解説しました。
色々な表現を学んで、敬語力を上げていきましょう。