この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「弊社では下記の期間を夏季休業とさせていただきます」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「弊社では下記の期間を夏季休業とさせていただきます」とは?
「弊社では下記の期間を夏季休業とさせていただきます」のフレーズを言葉毎に分解し、少し詳しくその意味等を解説します。
まず最初の「弊社」は自分の会社を謙遜して表現する言葉で、「当社」の意味です。
また「下記」はメールや手紙で本文の下に「記」と明示して、その下に記載する内容を指す言葉です。
「夏季休業」は言うまでもなく「会社の夏休み」のことで、「夏に設定される一斉休業」を指して使われる言葉です。
そして、最後の「させていただきます」は「させてもらう」の謙譲語表現に、丁寧語の「ます」が付けられたものです。
したがって「弊社では下記の期間を夏季休業とさせていただきます」のフレーズは、「当社では下に記載した期間を夏休みとさせてもらう」との意味の丁寧な敬語表現となります。
「弊社では下記の期間を夏季休業とさせていただきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「弊社では下記の期間を夏季休業とさせていただきます」のフレーズの言葉遣いに関する注意点としては、「させていただく」が挙げられます。
この「させていただく」との敬語表現は、相手の方の許可があり、かつそれによって自分がメリットを得られる場合にのみ使っても良い表現とされています。
このフレーズは、相手の方に「夏季休暇」の連絡をするもので、許可をもらう連絡と言えます。
また夏休みを取ることは、自分達にとってメリットがあることと言え、このフレーズで「させていただく」を使っているのは、正しい使い方だと言えます。
また、このフレーズは、「夏季休暇」を連絡するメール等で使われるものですが、こうした連絡メールは取引先には必ず出すのがマナーと言え、また出すタイミングは遅くとも1週間前とすべきでしょう。
相手の方が休まれると困ることがある場合、話し合って対策が取れる期間を設けて出す必要があるからです。
「弊社では下記の期間を夏季休業とさせていただきます」を使った例文
・『弊社では下記の期間を夏季休業とさせていただきます。ご不便をおかけいたしますがご容赦の程お願い申し上げます』
・『弊社では下記の期間を夏季休業とさせていただきます。ご理解の程お願いいたします』
「弊社では下記の期間を夏季休業とさせていただきます」の類語や言い換え
「下記」の類語としては「以下」が、また「期間」の類語としては「期日」が、そして「夏季休業」の類語としては「夏休み」が挙げられます。
したがって、このフレーズは「弊社では以下の期日を夏休みとさせていただきます」と言い換えることが出来ます。
まとめ
「弊社では下記の期間を夏季休業とさせていただきます」のフレーズは、「当社では下に記載した期間を夏休みとさせてもらう」との意味の丁寧な敬語表現とです。