ここでは「弊社主催」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「弊社主催」とは?
「弊社主催」は、その催し物は自社が開催する(した)という場合に使われる言葉です。
よって、「来週の勉強会は弊社主催です」と使った時には、その勉強会はこのように使った人が所属している会社が開催するものだと言っています。
その会社だけでなく、他の会社などと一緒になって開催する場合には、その中でも中心だという意味になり、その企画を立てたのが自社だったり、実際の運営元が自社だと解釈することができます。
自分たちがその催し物を開催する(した)、その運営元だという意味で使われる言葉のため、運営の責任者だという意味も込められていると考えてよく、それを公表することで、自社のアピールはもちろん、責任の所在を明らかにしているという側面もある表現になります。
「弊社主催」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「弊社主催」は、何かの催し物に使われる言葉になり、これを自分たちで使ったのではなく、何かの催し物で見掛けた場合にはその会社が運営元(の中心)であり、責任者となる会社なのだと分かります。
よって、別途「このイベントについての質問はこちらまで」などと述べられていない限り、その催し物についての質問などがあればそちらの会社まで行うのが通例です。
口語で「来週、弊社主催のイベントの開催があります」などと使われたり、文章で「弊社主催の○○大会について」などと用いられることが多く、この表現を使った会社が自分たち(中心となって)が開催することを公言するために用いられます。
世間的な大きなイベントであれば、その開催要項やパンフレットなどにそのように明記されると考えていいでしょう。
「弊社主催」を使った例文
・『弊社主催のオンライン英会話教室が来週から開催されます』
・『そのイベントは弊社主催で行いたいと考えております』
「弊社主催」の類語や言い替え
・「弊社協賛」
この「協賛」は、「主催」する立場の人や会社に協力をする(している)という意味になる言葉です。
よって、「弊社協賛」とすると、主催ではないながら、その手伝いをしているという解釈になります。
何かの催し物で自社がそのような立場にある場合に、「弊社協賛のイベントとなりますので、是非ご参加ください」のように使うことができます。
まとめ
「弊社主催」は、自社がその催し物の開催元、もしくは中心的な立場だという意味で使う言葉です。
自社が中心ながら、他社の協力を仰ぐ場合、その他社は類語で挙げた「協賛」という立場になると考えていいでしょう。