呼び方にまつわる表現に、迷うことがあるかもしれません。
「弊社社長」の使い方を見ていきましょう。
「弊社社長」とは?
この場合の「弊社」とは、自社のことをいいます。
自分の会社のことを、よその方の前であらわす時の呼称です。
また「社長」は企業のトップをあらわします。
法律に明記されている訳ではありませんが、最高責任者、最高経営者を例えています。
「わが社の社長は」このような訳が含まれています。
自社のトップを紹介する時の、フレーズといえるでしょう。
「弊社社長」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
こちらの言い方は自分の会社の社長を、社外の方に紹介する時に用いられています。
企業サイトで「弊社社長の〇〇が、オーストラリア支社を訪問しました」とトピックスを取り扱う時に記載するほか、イベント時に「弊社社長の〇〇でございます」と紹介する際に用いていきます。
へりくだって自社の社長を伝える言い方なので、社外の方がいる席で使っていきましょう。
ちなみに弊社社長を用いる時は「〇〇さん」や「〇〇様」といわないのが通説です。
よその方の前で上司に「さん」を付けないように、社長の名前も「様」や「さん」を付けずに用いていきます。
マナーを弁えて正しく使っていきましょう。
「弊社社長」を使った例文
・『大学入学式で、弊社社長〇〇が講演させていただきました』
・『来月のフォーラムに、弊社社長の〇〇が登壇いたします』
「弊社社長」の類語や言い替え
似ている言い方に「弊社代表」があります。
代表も一般的には社長を指すので「社長」に抵抗を感じる場合は、こちらの表現を取り入れていきましょう。
また言い替えの表現に「弊社の〇〇」や「弊社代表取締役の〇〇」が挙げられます。
代表取締役というのは社長の正式な呼称のため、丁寧にお伝えしたい時はこちらを用いていきます。
いずれも名前の後に「さん」や「様」は付けないので気を付けていきましょう。
まとめ
「弊社社長」を見てきました。
正しい使い方を知って、敬語の達人を目指していきましょう。