「当方都合」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「当方都合」とは? ビジネス用語

「当方都合」とはどのような意味を持つビジネス表現なのでしょうか。

「当方都合」とは?

「当方都合」とは、「こちら側の事情」という意味で使われるビジネス表現です。

「当方都合」「当方」とは「自分の方」を意味します。

ビジネスで自分たちの側と相手側がいる時、相手側を含めず自分たちがいるこちら側のみを指す意味で用いる表現です。

「都合」は物事の状況や事情を意味する言葉で、一般的にはやりくりや調整など考えたうえでの具合を表す意味で使われます。

「当方都合」は当方の都合、つまり「こちら側の事情」という意味で使われる表現です。

ビジネスで何か変更する必要が出た時、その原因が先方の事情ではなくこちら側の事情であることを明確にするために使います。


「当方都合」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「当方都合」は相手と関係なく自分たちの都合であることを示す言葉です。

ビジネスでは相手にも都合があるにもかかわらず自分たちの都合のみを一方的に主張することになるので謙虚さがないと傲慢に受け取られてしまいます。

詳し理由を説明できないあるいは説明したくない時に「当方都合」押し切るケースも見られますが、詳しい内容を説明しないと不信感を持たれる可能性もありリスクが伴います。

たとえ相手に心配をかけたくないと思っていても詳しい事情を秘密にしたままだと納得してもらえない可能性があるので注意が必要です。


「当方都合」を使った例文

・『当方都合で申し訳ありませんが日程を変更いたします』
・『当方都合により予定していたイベントは中止にいたします』

「当方都合」の類語や言い替え

「当方の事情」「当方の原因」はほぼ同じ意味で言い換えられる表現です。

自分たち以外の都合も含まれる場合は「諸々の都合」「諸事情」などの言い方が適当です。

自分たちではなく相手側の都合が原因の場合は「先方都合」と表現します。

申し訳なさを含める場合は「当方の一方的な都合」「当方の勝手な都合」など迷惑をかけている自覚があることを含む表現を使います。

まとめ

「当方都合」はビジネスで広く使われている言い方です。

ニュアンスによって受け止められ方が異なるので使い方に注意してください。

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