家賃や給与などの支払いの時にもよく使われる表現に、「当月分」というものがあります。
会社でも何気なく使われているものですが、本来の意味や使い方などについて確かめてみてください。
「当月分」とは?
現在の月に出入りするお金や物の分量を表した言葉であり、支払いや物品の受け渡しなどに際して使われます。
「当月分」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ある月の1日〜末日にかけて、何らかのサービスを使った場合には、今月分の料金の支払いをすることが不可欠です。
また今月中に品物が納入される場面もありますが、そのような場面で「当月分」を用いて、相手に伝えたり話題にする使い方がされるのが通常です。
よく使われる場面としては、今月の家賃や公共料金の支払い、給与の振込などが多い傾向にあります。
家賃で「当月払い」というのは、締め日と支払日が同じ月を表している言葉です。
当月分という言葉は敬語の中でもしばしば使われるものですが、目上に対して使う場合は、前後の文脈を敬語に相応しい形にしていく必要があります。
「当月分」を使った例文
・『当月分のお支払いにつきましては、締切日を過ぎないようお願いいたします』
・『年末は休業となっておりますので、当月分の給与は多少早めに振り込まれます』
「当月分」の類語や言い替え
「当月の分」は、連体修飾格である「の」を付けることで、若干柔らかくなる言い方です。
「今月分」は、現在の月を意味している「今月」を用いて、当月分と同じ意味になっています。
「本月分」としても当月分とまったく同じ意味になりますが、この言い方はあまり使われていません。
「◯月分」という場合は、何月であるかを明確としている表現です。
例えば「1月分」などと言い表すことができます。
また「当月の支払いの分」など、目的を明確とする言い方を選ぶこともできるでしょう。
まとめ
現在の月の分量を表せるのが、「当月分」という言葉なのでした。
これは給料や使用料金の支払い、物品の受け渡しなどの時に、特に使われる傾向にあります。
当月を言い換える場合には、「今月分」「◯月分」などを選んでみるのが妥当でしょう。