日常生活においてもビジネスにおいても、よく使われるフォーマルな言葉や表現は存在しています。
今回の「当然です」もその代表的な事例であり、これより解説いたします。
「当然です」とは?
「当然」は、カジュアルな言い方をすれば「当たり前」であり、「誰が考えても結論が変わらない」や「わかりきったこと」という意味です。
尚、「当前」と表記することもまれにあるようで、その場合まさに「当たり前」を意味していることが明確になっていると言えるでしょう。
また、「です」は名詞や名詞的用法の言葉に付いて、丁寧な意味を表す言葉ですので、「当然です」は「当たり前です」や「誰でもわかります」と言った意味のフレーズになります。
「当然です」 のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスでこのフレーズが使用されるのは、相手や自分が言及した内容や考えが、「どう考えても正しい」、あるいは「それ以外の選択肢があり得ない」場合です。
つまり、何らかの意見や評価、あるいは決定について、それが正しいことを強調する意味で用いられるフレーズだと考えられます。
具体的には、「社長が不祥事の責任を取って辞職するのは当然です」や「不景気であれば売上が落ちるのは当然です」のような使用例が挙げられるでしょう。
「当然です」を使った例文
それでは、上記以外に考えられる例文を以下に挙げてみたいと思います。
・『倫理の遵守は当然ですが、やりすぎると組織が硬直化します』
・『そのような決定がされるのは当然です』
「当然です」の言い替え
「結論がそれ以外に考えられない」あるいは「どう考えても正しい」という意味合いを出せれば、言い替え表現として成立します。
・「言うまでもありません」
「誰でも結論が同じなので、一々言わなくても良いぐらいだ」という意味を、フォーマルな形にした表現です。
・「自明です」
「自明」は「じめい」と読み、「説明や証明の必要がないほど簡単に結論が出ること」という意味です。
まとめ
「当然です」とは、「誰が考えてもそういう結論や評価になる」という意味の表現です。
かしこまった形での常識や正当性の強調の意味で用いられます。
