この記事では「当社は一切の責任を負いかねます」について解説をします。
「当社は一切の責任を負いかねます」とは?意味
私の会社では責任をとることはできません、という意味です。
「当社」には、この会社という意味があります。
自分が所属する会社を指して使う言葉です。
「一切」はすべてという意味です。
「責任」には、自分のした事柄の結果に責めを負うこと、ある立場として負うべき任務や義務という意味があります。
「負いかねます」は、負うことができませんという意味です。
「負い」は「負う」のことで、身に受ける、自分で引き受けるという意味になります。
「かねます」は「かねる」と「ます」で構成されています。
「かねる」は、〜しようとしてできない、〜することが難しいという意味です。
「ます」は敬意を表します。
「当社は一切の責任を負いかねます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、会社は責任をとらないと示すために用います。
機械の使用についてで説明をします。
この機械には、安全に使用するための取扱説明書が付属されています。
この説明書通りに使えば事故が起こる心配はありません。
説明書の通りに使わずに事故が起こった場合には、使用をした人の責任です。
怪我をしたりしても、製造している会社は責任をとりません。
これをはっきりさせるために、この言葉を使用します。
責任をとることができないならば、あらかじめはっきりと伝えておきましょう。
「責任はとらない」とあらかじめ伝えておくと、何かあったときに訴えられる心配が減ります。
「一切の責任を負いかねます」とは伝えていますが、それには条件があるはずです。
たとえば、機械にもともと不具合があり事故が発生したなら、会社が責任をとるでしょう。
どういった条件で責任を負うことができないのか、具体的に示しておきましょう。
「当社は一切の責任を負いかねます」を使った例文
・『誤った使用による体調不良を起こした場合、当社は一切の責任を負いかねます』
「当社は一切の責任を負いかねます」の返答や返信例
注意事項として多くの人に伝えている場合が多いです。
そのため、この言葉に返答をする必要はありません。
ある条件では、何かがあっても会社は責任をとってくれません。
責任を負うのは自分です。
自己判断で何かをして問題が起こったら、すべて自分の責任になることを覚えておきましょう。
まとめ
この言葉は、会社は責任をとらないとはっきりと伝えるものです。
文章で伝える場合は、相手の目に触れやすい場所に記載するようにします。
何かあったときにトラブルを防ぐために、責任をとれないならばあらかじめはっきりと伝えておきましょう。