この記事では「従業員一同心よりお願い申し上げます」について解説をします。
「従業員一同心よりお願い申し上げます」とは?意味
この会社で働いている者たち全員が心からそうして欲しいと思っています、という意味です。
「従業員」は雇われて仕事をしている人をいいます。
「一同」は、そこにいる人全員を指す言葉です。
「心より」は心の底からという意味で、本当の気持ちで行動や発言をしているさまを表します。
「お願い」は「願い」の謙譲語です。
「申し上げます」は「申し上げる」と「ます」で構成されています。
「申し上げる」は「いう」の謙譲語、「ます」は敬意を表す語です。
「従業員一同心よりお願い申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、年末年始のあいさつの際をするときに用いられることが多いです。
年末には、今年一年お世話になったことへお礼を伝えます。
会社が存続できるのは、お客さまなどひいきにしてくれる人がいるからです。
そういった人たちに向けてあいさつをします。
新しい年になったならば、「今年もよろしくお願いします」という意を伝えます。
変わらずひいきにしてもらいたい気持ちを伝えるのです。
その際に締めくくりの言葉として、この言葉が用いられています。
年末年始以外の場面でも、何かをお願いするときに用いることができます。
たとえば、新しい製品を発表したとします。
新しい製品をぜひ手にとって欲しいです。
そして、変わらずこの会社をひいきにして欲しいです。
そういった気持ちを込めて、このような言葉を使用します。
「従業員一同」なので、会社で働いている人すべてがかかわるような事柄に関して使う言葉です。
「従業員一同心よりお願い申し上げます」を使った例文
・『今後ともご愛顧いただけますよう、従業員一同心よりお願い申し上げます』
「従業員一同心よりお願い申し上げます」の返答や返信例
多くの人に向かって伝えていることが珍しくありません。
その場合は、特別何かをする必要はないです。
あいさつを述べているはずなので、その内容を読んでおくとよいでしょう。
年始のあいさつならば、抱負が語られているはずです。
個人的に年末年始のあいさつで伝えられたなら、こちらからは「よろしく」の意を伝えたり、お世話になったことへお礼を伝えたりするとよいでしょう。
年賀状をもらったならば、こちらからも年賀状を出すようにします。
まとめ
この言葉は、年末年始のあいさつの際に用いられることが多いです。
締めくくりの言葉として用います。
最後に伝える言葉が印象に残りやすいので、どんな締めくくりの言葉を使うのかよく考えてみてください。
