この記事では「御社より内定を頂いたにも関わらず」について解説をします。
「御社より内定を頂いたにも関わらず」とは?意味
内定をもらったのに、という意味です。
「御社」は、相手を敬って、その人が属する会社をいう語です。
話し言葉で使われています。
「頂い」は「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。
「もらう」には、頼んだり贈られたりして受け取り自分のものとする、という意味があります。
「関わらず」は、〜にもの後に続けて使って、「〜なのにそれでも」という意味です。
「御社より内定を頂いたにも関わらず」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、内定を断るときに用います。
この言葉は、「関わらず」という言葉を使っているので、後には断る言葉が続きます。
「関わらず」は「拘らず」「係わらず」とも書きます。
音訓表にはのっていない読み方なので、ひらがなで書いても構いません。
しかし、この言葉は話し言葉で使う「御社」を使っているので、電話で使うことが一般的です。
内定の連絡をもらったならば、それを受けるのか、辞退するのか連絡をしなければなりません。
断りにくいかもしれませんが、辞退するならばきちんと伝えましょう。
連絡は、内定の連絡をもらってから1週間以内に行うのが望ましいです。
辞退をする理由は伝えなくても構いませんが、もし理由を聞かれたならば差し支えない範囲で答えます。
他社の内定を受けるので辞退をする場合は、その会社の名前を出さないようにします。
電話での連絡の場合、辞退をする理由を聞かれることを想定して、何と伝えるかを考えておくとよいでしょう。
「御社より内定を頂いたにも関わらず」を使った例文
・『御社より内定を頂いたにも関わらず、申し訳ありません』
「御社より内定を頂いたにも関わらず」の返答や返信例
内定を辞退された場合、それを受け入れられるならば「わかりました」の意を伝えます。
「内定を受けてくれるのはあたり前」という気持ちでいると、断られたときに感情的になってしまいがちです。
相手にも事情があるので、相手の事情を考えて、感情的にならないように対応をしましょう。
連絡をくれたことへはお礼を伝えます。
今後かかわりがあるかもしれず、悪い印象を与えないようにしたいものです。
引き止めたい場合は、「ぜひとも我社に入って欲しい」という気持ちを伝えてみてください。
ただし、無理に引き止めてはいけません。
まとめ
この言葉は、内定を断るときに用います。
せっかく内定をもらったのに断るのは心苦しいかもしれませんが、きちんと伝えなければなりません。
相手の気持ちを考えた言葉を使って伝えましょう。