「復帰の目途が立ちましたら」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「復帰の目途が立ちましたら」とは?
怪我や体調不良などで欠勤せざるを得ない場合というのは誰にでも起こることです。
それもよりによって仕事が忙しい時期に重なることも多々あります。
こんな時に休んでしまうと上司や同僚に迷惑をかけてしまうと思い込んで無理して出社するケースがありますが、逆に病気や怪我が悪化して役に立たないまま仕事を途中でやめたり、たとえば風邪をひいた状態で出社して周りに風邪をうつすなど最悪の事態を引き起こすことも考えられます。
このような場合は無理せずに会社を休むべきでしょう。
そこで欠勤を連絡する場合にこのフレーズを使用することがあります。
このフレーズの「復帰の目途が立つ」とは、怪我や体調不良が回復して出社しても問題ない状態になること(またはそのような状態になる時期が見通せたこと)を言う語句です。
なお、「めど」には「目途」と「目処」の2通りの表記方法があります。
「目途」は目標・目的を含んだ見通しを言い、「目処」は目標が特にない見通しを言いますが、この場合は「目処」の方が意味的に近いようです。
しかし、「目処」の「処」は常用漢字表には記載されていないことから、公的文書では「目途」で統一されます。
ただし、普通の口語的なメール文書ではどちらを使っても問題ありません。
「復帰の目途が立ちましたら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
体調不良などによる欠勤時の連絡方法を記載します。
連絡先の相手が上司なのか、取引先なのか、同僚や後輩なのかによって連絡方法は異なります。
まず上司ですが、この場合は電話連絡とします。
上司が状況を迅速に把握するために電話で欠勤連絡するのがビジネスマナーです。
上司としてはスピード感のある連絡が欲しいだけでなく、対話の中で抜けている事項や確認が必要な事項について直接確認できたり、相手の声色から体調不良の度合いを見極めたりできたりするからです。
取引先に連絡が必要な場合は、まずメールで一報を入れて、後ほど謝罪の電話をするようにしましょう。
同僚や後輩には引継ぎ等で電話連絡の方がよい場合などを除けばメール連絡で問題ありません。
メール本文に記載する内容は次の通りです。
必須項目は3項目です。
一つ目は、まず体調不良で欠勤する旨を記載します。
二つ目は病気の症状や怪我の状態、回復までにかかる欠勤日数などの記載です。
現在の状態と復帰時期は相手にとって最大の関心事であるためですが、症状や状態は差しさわりのない範囲内で詳しく説明し、復帰時期は分かる範囲内で回答します。
復帰時期の見通しが立たない場合は取り急ぎこのフレーズを使用してその旨を伝え、分かり次第おって連絡するようにします。
そして最後の三つ目として必要なのは欠勤に対する謝罪です。
「復帰の目途が立ちましたら」を使った例文
・『復帰の目途が立ちましたらおってご連絡いたします』
「復帰の目途が立ちましたら」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
・『復帰の目処が立ちましたら』
まとめ
体調不良などによる欠勤は悪いことではなく、問題なのは欠勤連絡を怠ることはもちろん、メール連絡の内容に不備があってもすぐに確認がとれない場合があり、相手に迷惑をかけることにもなりかねません。
ビズネスマナーを守った正しい欠勤連絡メールをこころがけましょう。