ここでは「徹底的に行っております」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「徹底的に行っております」とは?
「徹底的に行っております」は、余すところなく行っていると伝えている表現です。
隅々まで、何も残さずといった解釈になり、それだけ十分に行っていると伝えるために使います。
「調査は徹底的に行っております」とした時には、隅々まで何も残さずに調べていると表現しており、それほどきちんと何かを行っていることがこの表現から分かります。
そこまでしなければいけない時や、それを求められたような場合に用いられることが多く、今それが進行中だという使い方になり、少し形を変えて「徹底的に行って参ります」とすると、これからそのようなことを行うという意味になり、後に今がその最中だという「徹底的に行っております」という状態になるという具合です。
「徹底的に行っております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「徹底的に行っております」は、この形だと先のように今がその最中だという意味になりますが、「徹底的に行っておりますが~」といった語尾にして使うと、それを行ってはいるもののという解釈になり、そこまでしているがまだ目的に達することができないなどといった意味の文章にすることが多いです。
この表現を使うことで、そこまで行っていると伝えられますが、だからといっていい結果が残せるというものでもないので、このように使われた側も必ず何かが達成されると考えてはいけません。
口語、文章のどちらでも用いられますが、詳しいことを添えて文章にして使うことが多く、何かの調査を依頼され、その途中経過として「そちらについては現在徹底的に行っております」といったような使い方もよく見られます。
「徹底的に行っております」を使った例文
・『全てを確認するために、徹底的に行っております』
・『徹底的に行っておりますが、調べる範囲が広いことから今しばらく時間が掛かってしまいます』
「徹底的に行っております」の類語や言い替え
・『まんべんなく行っております』
この「まんべんなく」は、残すところなくという解釈になる言葉で、この表現にすると「徹底的に行っております」と同様に使うことができます。
漢字では「満遍なく」となり、文章で用いる時にはそちらにした方が締まって見えますが、無理に漢字にすることはなく、平仮名のままでも問題ありません。
まとめ
「徹底的に行っております」は、それだけきちんと行っていると伝えるために用いられます。
その後の結果はともかくとしても、何も残すところなくそれを行っているといったことは十分に伝えることができる表現です。