「心配が尽きないかと思いますが」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「心配が尽きないかと思いますが」とは?
「心配が尽きないかと思いますが」とは、ビジネスシーンにおいて「ご心配いただいているお気持ちが落ち着かないことは理解しておりますが」もしくは「不安感は解消されていないとは存じますが」などという意味合いで使われている言い回しです。
ビジネス上では自社の営業職員が関係各所と数多くの調整ごとを行っていきますが、それらのやり取りの中で必要以上に相手に心配をかけてしまったり、片付けるべき大きな問題点や欠陥などに見舞われてしまっている場合などに用いられている表現です。
「心配が尽きないかと思いますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「心配が尽きないかと思いますが」とは、「不具合があった箇所などは解消できていない状況であるとは存じますが」あるいは「安心感を抱くことができるような順調さはございませんが」などという意味合いで用いられている表現です。
ビジネスを進めていくにおいては、業務における数々の不安の種を取り除いていったり、発生する欠陥などを手直ししながら執り行っていきますが、その流れの中で多くの不安点を気にしている相手への心づかいなどを示すことができる文言で、現状にけっして満足していない先方への配慮や気づかいなどを示したい場合などに使用されています。
「心配が尽きないかと思いますが」を使った例文
・『御社を担当させていただいております営業担当を変更させていただくことにつきましては、心配が尽きないかと思いますが、もれなく業務引継ぎなどを行いますのでご安心いただければと思います』
・『来月開店を予定している販売店の準備につきましては心配が尽きないかと思いますが、今のところ滞りなく進んでおります』
「心配が尽きないかと思いますが」の類語や言い替え
・『いくつか不安な箇所は見受けられますが』
・『問題点は解消されていない状況でございますが』
・『お悩みは尽きないとは存じますが』
まとめ
「心配が尽きないかと思いますが」とは、ビジネスの場において「現状においては気がかりなことが少なくないとは思いますが」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解しながら、その時の場面や状況などに合わせてそつのないように使いこなすようにしましょう。
