「念頭に置いておきます」とはどのように使う?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「念頭に置いておきます」とは?
「念頭に置いておきます」という言葉は、相手から伝えられた内容に対して、しっかりと頭に入れておく旨を伝える際に使う表現となります。
重要な事柄、忘れてはいけない注意事項などを伝達されたときに「念頭に置いておきます」と使います。
ニュアンスとしては「覚えておく」という言葉に近いですが、「覚えておく」という言葉よりも「心の片隅に入れておく」という意味合いがあります。
「念頭に置いておきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「念頭に置いておきます」という言葉をビジネスメールで使う場合、相手から伝えられた内容が、お互いにとって重要な場合に「念頭に置いておきます」という言葉を使います。
ただし、しっかりと覚えておくという意味合いではなく、何かあったときに思い出せるようにしておく程度の内容の場合に「念頭に置いておきます」と使います。
使用する際の注意点としては、ときどき忘れてしまうことは仕方がありませんが、「念頭に置いておきます」と伝えた内容を頻繁に失念してしまうと相手から信頼を損なってしまう恐れがあります。
また、相手からの要望について、即座に承諾することが難しい場合などに「念頭に置いておきます」という言葉を使います。
会話で使用する場合、相手から伝えられた言葉を受けて、「しっかりと念頭に置いておきます」と伝えます。
「念頭に置いておきます」の正しい敬語表現
「念頭に置いておきます」という言葉を敬語で伝える場合は、「念頭に置かせていただきます」という表現を使います。
「しっかりと念頭に置かせていただく所存です」といった表現も非常に丁寧でしょう。
顧客からの要望を伝えられた際にもこの表現を使用することがあり、「念頭に置いて仕事を進めていきます」という表現も使用します。
「念頭に置いておきます」を使った例文
・『伺った内容については、これからのプロジェクトの進め方を考える際に念頭に置いておきます』
・『条件についてのご要望は念頭に置いておきます』
「念頭に置いておきます」の類語や言い替え
「念頭に置いておきます」の類語や言い替えとしては、「心の片隅にとどめておきます」や「心の中にしっかりととどめておきます」といった表現が使われます。
「記憶の片隅に置いておきます」という表現も言い替えとして使います。
まとめ
「念頭に置いておきます」という言葉は、相手の言葉を覚えておくという旨を伝える際に使う表現であり、正しい敬語表現を使うことが重要となります。
この表現を適切なタイミングで使用すれば、相手からの信頼を得られることでしょう。
正しい伝え方を覚えておけば、コミュニケーションも円滑になります。