「恒例行事」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「恒例行事」とは? ビジネス用語

ここでは「恒例行事」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「恒例行事」とは?

「恒例行事」は、それなりの頻度で行われている行事だという意味になります。

「1ヶ月に一度の各部署揃っての掃除はうちの会社では恒例行事となっています」のような使い方になり、この場合、ひと月に一度は各部署で揃って掃除を行っていると言っています。

このような定期的に行われていることだけでなく、不定期ながらいつ行ってもおかしくないといった内容にも使うことができるので、色々な行事と呼べるものが対象になる表現です。

例えば、町内会で毎年開催している夏祭りのようなものもそれとして使うことができ、どちらかと言えば有益な内容に対して用いられることが多いですが、悪い意味で使う場合も少なくなく、その場合には「いつものことだ」といったニュアンスになると考えていいでしょう。


「恒例行事」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「恒例行事」を先のような悪い意味で用いる場合の例ですが、「もう恒例行事なので怒る気にもならない」や、「あの人の伝票の書き間違いは、もはや恒例行事みたいなものだ」といったような使い方になります。

前述のように、いつものことだと呆れて使っていると考えてよく、要はそれを揶揄している訳ですが、この手の用い方はビジネスシーンでもまま見られます。

有益になる内容が対象の場合も、意味としては決まってあること、よくあることだという解釈で構いません。

「行事」としていますが、上の使い方のように、悪い意味の場合はちょっとした内容や何かの間違いを起こすことがそれだといった使い方をしてもよく、口語、文章のどちらでも様々な内容に対して用いられています。


「恒例行事」を使った例文

・『こちらの方では毎年7月に、駅前で恒例行事の七夕祭りが開催されます』
・『月末には皆揃って飲みに行くのが恒例行事となりつつある』

「恒例行事」の類語や言い替え

・『習慣』
少しニュアンスは異なりますが、「恒例行事」と同様に結構な頻度で行っていることという意味で用いられています。

「それが習慣になりつつある」「月に一度は皆で集まる習慣がある」のように、「恒例行事」より高い頻度で行っていることに使われており、「それは悪い習慣だ」のように、よくない意味でも用いることができます。

まとめ

「恒例行事」は、定期的、またはそれなりの頻度で行われている行事などが対象になります。

悪い意味で使う場合、ちょっとした内容でもそうだと用いることができ、その時にはよくあることでそれに呆れているといった使い方をされています。

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