何か余計な面倒が増えること言い表す時、「手間の重複」と言うことがあります。
これはある種の失敗と言えますが、その使い方や気をつけるポイントを確かめてみましょう。
「手間の重複」とは?
あることを行う時に一度では済まず、余計な手間がかかってしまうことの表現です。
「手間」は費やす時間や労力、「重複」は物事が2つ以上重なることを表します。
「手間の重複」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
手違いにより不要な書類まで作成してしまったり、届ける場所を間違えてしまうなど、無駄な手間が増えてしまうことがあります。
そのような失敗の状況について「手間の重複」で言い表すことが可能です。
この表現により手間の重複を伝えたり、失敗しないよう注意をしたり、手間が重複して申し訳ないとお詫びすることもできるでしょう。
言葉に含む時は、「不要な書類まで作成し」などのように、何が手間の重複だったかを示すとよいです。
そしてこの後に「になってしまいました」「申し訳ありません」など、必要な意見などを続けることができます。
これを使う場合の注意点は、「重複」の言い方です。
通常は「じゅうふく」と読んでしまいがちですが、フォーマルな場面では「ちょうふく」とするほうが相応しいと言えます。
「手間の重複」を使った例文
・『不要な書類まで作成し、手間の重複になってしまいました』
・『届け先を間違って、手間の重複になってしまい申し訳ありません』
「手間の重複」の類語や言い替え
「二度手間」は、時間や労力などが二度かかり、面倒になることを表します。
「余計な手間」は、不要な時間や労力をかけてしまうことです。
「手間が増えて」は、無駄な時間や労力が加わってしまうとの意味になります。
「無駄な時間」は、不要な時を過ごしてしまうことです。
「無駄な労力」は、不要な骨折りをしてしまうことを表します。
「無駄な作業」は、不要な労働をこなしてしまうことです。
まとめ
無駄なことをしでかして時間や労力を費やすことについて、「手間の重複」と言い表せるのでした。
これは敬語のなかで用いる場合には「重複」の読み方に注意を払う必要があります。
これから余計な手間が増えてしまった時には、この表現が役立ちそうです。
