「改めてご挨拶に伺いたいと存じます」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での用法や敬語の使用方法を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「改めてご挨拶に伺いたいと存じます」とは?
「改めて」は元々「変えて」の意ですが、転じて「再度」「もう一度」などの言い替えとして「後日異なる場を設けて」といった意味で使用されています。
その際、次回の予定日が決まっていない場合のみ「改めて」を使用します。
「ご挨拶に~」は直接相手のところまで訪ねていき、顔を合わせて挨拶したいと思っている旨を伝える表現です。
少々堅苦しい表現で社外の人向けの言いまわしとなりますが、親しい人には「~と思います」というカジュアルな表現も使えます。
「改めてご挨拶に伺いたいと存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言いまわしの使われ方としては、①転勤や異動時の挨拶(お礼)、②ミスなどで迷惑をかけた相手に直接出向いてのお詫び、③これから世話になる人への挨拶などがあります。
直接会って挨拶したいので訪問を希望している場合に使う言いまわしです。
「改めてご挨拶に伺いたいと存じます」の正しい敬語表現
「改めて」は敬語ではありませんが、「改める」に丁寧語の「ます」を付けることで「改めまして」という敬語表現が可能です。
ただし、この言いまわしは上述した「改めて」の意味とは異なり、「仕切り直して」などの新たに気持ちを切り替えるという意味合いになるため、「改めて」と使い分けする必要があります。
「ご挨拶」は「挨拶」に言葉を丁寧にする美化語の「ご」がついた表現です。
「伺い」は動詞「伺う」の連用形で「訪れる」「訪問する」の謙譲語となり、「たい」は希望を表わす助詞、「存じます」は「思う」の謙譲語となります。
「改めてご挨拶に伺いたいと存じます」を使った例文
この言いまわしを使用した例文を以下に紹介します。
・『本日はご不在でしたので、改めてご挨拶に伺いたいと存じます』
「改めてご挨拶に伺いたいと存じます」の類語・言い替え
この言いまわしの類語・言い替え例を以下に紹介します。
・『改めてご挨拶に伺いたく存じます』
・『後ほどお聞きしたく存じます』
・『再度伺えますと幸いです』
「お聞きしたく存じます」は相手の話を聞きたい、あるいは質問したいときに使える表現です。
また「伺えますと幸いです」は相手に対して丁寧にお願いする場合の言いまわしです。
「改めて」の類語としては「後ほど」「再度」があります。
「後ほど」は「後で」との意で、具体的な時間指定を避ける表現となり、「再度」は「再び」「二度」という意です。
まとめ
この言いまわしは予定などが相手と合わず会えなかったが、どうしても会って挨拶したいという気持ちを伝える表現です。
よく使うフレーズですので、しっかりとマスターしましょう。