この記事では、「既にご存知でしたらご容赦ください」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「既にご存知でしたらご容赦ください」とは?
「既にご存知でしたらご容赦ください」は、相手が既に知っている可能性のある情報を、念のために伝える時に使われる表現です。
「既に+ご存知+でしたら+ご容赦ください」で成り立っている語で、「既に」は「もうその状態になっていること」、「ご存知」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「存知」は「よく知っていること」、「でしたら」は丁寧語「です」の連用形「でし」+助動詞「た」の仮定形「たら」、「ご容赦ください」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「容赦」は「失敗・過失などを許すこと」、「ください」は「くれ」の尊敬語、全体で「もうよく知っている状態だったら許してくれ」の敬語表現になります。
「既にご存知でしたらご容赦ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「既にご存知でしたらご容赦ください」は、他のところから伝わっている可能性がある情報を、相手に伝える時に使われます。
重要な情報である場合、重複することよりも伝わっていないことの方が良くないので、この表現を使っても伝えた方が良いでしょう。
「既にご存知でしたらご容赦ください」の正しい文章表現
「既にご存知でしたらご容赦ください」の正し文章表現は以下の通りです。
・『既にご存知でしたらご容赦くださいませ』
「ませ」は「相手に丁寧の気持を込めてある動作を要求する」という意味です。
お願いする表現は複数ありますが、形式的な言葉ですので、あまり回りくどくない方が良いでしょう。
「既にご存知でしたらご容赦ください」を使った例文
「既にご存知でしたらご容赦ください」を使った例文は以下の通りです。
・『明日の集合時間を念のためご連絡いたします・既にご存知でしたらご容赦ください』
・『〇社の新商品についてご報告いたします・既にご存知でしたらご容赦ください』
・『来月からの仕入れ価格の変更についてご連絡いたします・既にご存知でしたらご容赦ください』
「既にご存知でしたらご容赦ください」の類語や言い替え
「既にご存知でしたらご容赦ください」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『既にご存知でしたらご放念くださいませ』
・『既にご存知でしたらご容赦願います』
・『既にお聞き及びでしたらお許しくださいませ』
まとめ
今回は「既にご存知でしたらご容赦ください」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。