これまでよりも程度を上げることについては、「旧に倍して」と言うことがあります。
これは挨拶に用いられますが、その意味を知っておく必要があるでしょう。
旧に倍しての意味や用法を確かめてみてください。
「旧に倍して」とは?
旧来までよりずっと程度を増していくことについて、伝える時の表現です。
特に挨拶の中で使われることになります。
「旧に倍して」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
挨拶文の中では、以前までより贔屓にして欲しいとのお願いをすることがあります。
自分が従来よりずっと頑張る意志を伝える機会もあるでしょう。
そのような時に「旧に倍して」を使うのが良いです。
これによって相手に目をかけてもらえる効果があります。
手紙などに使う場合には、「今後とも」などと前置きした上で、「一層のお引き立てを」「ご愛顧のほどを」など、目をかけて欲しい旨の言葉を併せて述べるのが適切です。
そして「お願い申し上げます」を続けることができます。
また自分の決意表明の場合は「仕事に励んでまいります」などと自分の思いを述べると良いでしょう。
しかしこれは古風な表現で、普段から使わない人には意味が通じにくいかも知れません。
場合によっては別の適切な表現に言い替えも考えてみてください。
「旧に倍して」を使った例文
・『今後とも旧に倍して、一層のお引き立てのほどをお願い申し上げます』
・『今回を良い機会とし、旧に倍して仕事に励んでまいります』
「旧に倍して」の類語や言い替え
「旧に倍しまして」は、これまでよりずっと程度を増すことについて、より丁寧にした言い方です。
「倍旧」は、この表現を短くまとめた形になります。
「以前にも増して」は、これまでよりも程度を大きくすることの意味です。
「これまでより一層」は、今までよりも一段と程度を高くしていくことを意味します。
「従来よりも」は、これまでより一層のことです。
まとめ
従来までより程度を増すとの意味を持っているのが、「旧に倍して」との表現なのでした。
これは挨拶の中で使う場合は、適切な言葉と組み合わせて使っていくことが大切です。
しかし場合によっては意味が通じにくいこともあるので、「以前にも増して」などの表現も併せて使ってみてください。
