この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「早々にご対応いただき深く感謝しております」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「早々にご対応いただき深く感謝しております」とは?
「早々にご対応いただき深く感謝しております」のフレーズにおける「早々」の読みは「そうそう」で、「すぐに、早速(さっそく)」といった意味の言葉です。
次の「ご対応」は「状況に合せて対処すること」を意味する「対応」に、接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。
また「いただき」は、「もらう」の謙譲語の「いただく」の連用形です。
そして「深く」は、ここでは「心の底から」といった意味で、最後の「感謝しております」は「感謝しています」の「いる」を丁重語の「おる」に換えたもので、より丁寧な表現となります。
したがって「早々にご対応いただき深く感謝しております」のフレーズは、「すぐに状況に合せて対処してもらい、心の底から感謝している」との意味の丁寧な敬語表件となります。
「早々にご対応いただき深く感謝しております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「早々にご対応いただき深く感謝しております」のフレーズは、目上の方に何らかの対応をお願いした際に、相手の方がその要望を受けてすぐに対応してくださったことに対し、お礼の気持ちを伝える表現としてよく使われます。
また、この感謝の気持を強く訴求するために、このフレーズの前に「ご多用のところ」や「ご多忙中にもかかわりませず」等の言葉を添えて使われることもよくあります。
「早々にご対応いただき深く感謝しております」を使った例文
・『ご多忙中のところ、早々にご対応いただき深く感謝しております』
・『無理なお願いにもかかわりませず、早々にご対応いただき深く感謝しております』
「早々にご対応いただき深く感謝しております」の類語や言い換え
「早々」の類語としては「すぐに」や「早速」や「迅速」が挙げられ、また「ご対応」の類語としては「ご対処」や「ご措置」や「ご処理」等が挙げられます。
したがって、このフレーズの前半の「早々にご対応いただき」は、「すぐに対処いただき」や「早速にご措置いただき」や「迅速にご処理いただき」と言い換えることができます。
また、このフレーズの「いただき」を「ください」に換えて「早々にご対応くださり深く感謝しております」と言い換えることができます。
さらに、後半の「深く感謝しております」は「心よりお礼申し上げます」や「誠にありがとうございました」と言い換えることもできます。
まとめ
「早々にご対応いただき深く感謝しております」のフレーズは、「すぐに状況に合せて対処してもらい、心の底から感謝している」との意味の丁寧な敬語表現です。
