「早いもので」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「早いもので」とは? ビジネス用語

ここでは「早いもので」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「早いもので」とは?

「早いもので」は、もうそんなに時間が経っているという意味で用いる表現です。

「早いもので、入社からもう5年になります」のような使い方になり、この場合は入社を基準として、それから5年も経っていると言いたいために使っています。

その基準となる出来事などを示さずに、「早いもので、娘ももう中学生です」などと用いても構わず、時が経つのは早いという意味に該当すれば、特に比較対象を挙げる必要はありません。

それほど丁寧な表現という訳ではありませんが、この「早いもので」という使い方自体は誰に対して使ってもまず失礼にはならず、先の入社からもう5年といった例はビジネスシーンで他社や上司に対して用いても問題ありません。


「早いもので」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「早いもので」は、時が経過するのは早いという意味を強調したいために用いると考えていいでしょう、ですが、すぐ後に「ところで〜」と全く話題を変えることも多く、あくまでそのセンテンスの中でそれが大切になるという程度です。

よって、世間話やそれに近い雑談レベルの会話、文章内でよく使われていますが、ビジネスで「早いもので、このシステムも稼動から3年になります」「早いもので、この会社も創立から10年を迎えました」といったように使っている例も少なくなく、色々なシーンで見聞きすることのある表現です。

特に丁寧にした形というものは存在しないため、どんな使い方をする場合でもこのまま用いることができます。


「早いもので」を使った例文

・『早いもので、この事務所も東京より移転してきてもう5年になります』
・『早いもので、このテレビも買った当時は最新型でしたが、もう旧モデルと呼ばれるようになってしまいました』

「早いもので」の類語や言い替え

・『烏兎匆々』
「うとそうそう」と発音し、口語には向いていないので、文章のみで用いる表現になります。

時が経つのは早いという意味で使うことができ、「つい最近のことだと思っていましたが、もうあれから2年も経っているとは、烏兎匆々とは言ったものです」などと使われています。

少々言葉として古く、難しい表現になるため、年配の人に対して用いるのに向いています。

まとめ

「早いもので」は、もうそれほど時が経過しているという意味で使われています。

どこかを基準にしてそうだと用いる以外に、単にそうだと使っても構わず、ビジネスシーンも含めて色々な使い方で口語、文章のどちらでも見聞きする表現です。

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