新しい取引先を発掘したい時の、ひと言に迷うことがあります。
「是非ともお取引願いたいと存じた次第です」を見ていきましょう。
「是非ともお取引願いたいと存じた次第です」とは?
「是非とも」は「ぜひ」の語気を強めた言い方です。
「お取引願いたい」は「新しく交流を持ちたい」という意思があらわれています。
「存じる」は丁寧語と謙譲語、両方のニュアンスが含まれていて「思う」という意味があります。
「次第です」は現在の状況をあらわしています。
「是非ともお取引願いたいと存じた次第です」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
こちらのフレーズは面識のない企業に、初めてメールや手紙を送る時の言い方です。
いわゆる営業マンが使っているフレーズのひとつで「ぜひ取引させてください」と強く押したい時に用いられています。
新商品や新サービスの売り込みをおこなう時に、アポイントを取り付ける時の言い方です。
一方でこちらのフレーズは定型文のように、色々な会社で使用されています。
そのため「また同じようなメールがきた」と思われて、興味すら持ってもらえないことも。
ライバル社に差を付けるために、言い回しに変化を持たせる、あるいは期間限定やセールなどお得な情報をタイトルや冒頭に入れるなど、興味を持ってもらえる導線づくりをしていきましょう。
「是非ともお取引願いたいと存じた次第です」を使った例文
・『貴社と是非ともお取引願いたいと存じた次第です』
・『是非とも新規のお取引を願いたいと存じた次第です』
「是非ともお取引願いたいと存じた次第です」の類語や言い替え
似ている言い方に「ご連絡差し上げた次第です」があります。
「是非ともお取引願いたい」は人によっては強引に感じられてしまうので「御社のお力になりたいと、ご連絡差し上げた次第です」とすると自然な営業メールになります。
このほか言い替えの表現に「新規のお取引をお願いしたくご連絡いたしました」があります。
まとめ
「是非ともお取引願いたいと存じた次第です」の使い方を見てきました。
営業担当になると、どのような表現を使うべきか悩むものです。
豊富な語彙を学んでいき、できるビジネスマンになっていきましょう。