人に話して聞かせる場面で使われるフレーズには、「有益なお話となるよう」というものがあります。
これは講演をする場面でも耳にできるものですが、どんなふうに使うかなど分からないところを確かめてみましょう。
「有益なお話となるよう」とは?
話しの内容が相手の利益に直結するような、価値あるものになったらよいとの希望を、相手に伝える時の表現です。
「有益なお話となるよう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスのために話し合いをしたり、人前でスピーチをするような場面では、話の相手にとって利益になるような価値ある内容が求められています。
相手にとって有益な話になれば良いと願う気持ちを込めて、「有益なお話となるよう」を使うことが可能です。
これの前置きとしては「今回のご相談が」「皆様にとって」など、何が誰にとって有益となるように願うのかなどを、はっきりさせる必要があります。
またこの後には「期待しております」「ご説明するつもりです」など必要な言葉を続けなければいけません。
ただしこれは自分の話に自信があることの現れであり、若干上から目線な印象となってしまうでしょう。
しかも有益なお話にすると言った手前、相手にとってつまらない話にはできないので注意してください。
「有益なお話となるよう」を使った例文
・『みな様にとって有益なお話となるよう、きちんとご回答いたします』
・『今回のご相談が有益なお話となるよう、しっかりと準備してまいりました』
「有益なお話となるよう」の類語や言い替え
「有益なお話となりますよう」は、なるを丁寧語で現している表現です。
「有益なお話にできますよう」は、可能なことを意味する「できる」を用いて、丁寧に言い表しています。
「価値あるお話となるよう」は、物事が役立つ度合いがあることを意味する「価値ある」を用いて似た意味になる表現です。
「お力添えとなりますよう」は、助力を意味する「力添え」を用いた言い方となります。
有益の部分については、「役立つ」などに言い換えてみても良さそうです。
まとめ
人に話をしていくにあたり、それが利益になれば良いとの願いを込めて「有益なお話となるよう」を用いるのでした。
しかしこれは自分の話に自信を持っていることの現れで、上から目線になる点には注意が必要です。
言い換えるならば「価値」や「お力添え」などを使うなどで工夫してみてください。