「本日時点」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「本日時点」とは? ビジネス用語

この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「本日時点」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。

「本日時点」とは?

「本日時点」のフレーズにおける「本日」の読みは言うまでもなく「ほんじつ」で、「今過ごしている日」を指す言葉で、「今日」と同じ意味です。

「今日」は日常的に使われる言葉であるのに対し、「本日」は少し改まった表現で、ビジネスシーンでは比較的よく使われます。

また、次の「時点」の読みは「じてん」で、「時の流れの中での、ある時またはある時期」を意味する言葉です。

したがって「本日時点」「今日のこの時期、あるいは今日のタイミング」といった意味のフレーズとなります。


「本日時点」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「本日時点」のフレーズは、時間の流れの中で、「本日」とタイミングを区切って表現する際に使われるフレーズで、「本日」というその日だけでなく、少し前からの時期を、「本日」で区切って表現するものです。

例えば、「本日時点ではメールの返信はもらっていません」と使った場合、「本日はメールの返信をもらっていない」との意味ではなく、「こちらがメールを発信した例えば2日前から今日まで返信はもらっていない」 といった意味になるのです。

また「本日時点では」と、「では」を付けることで「翌日には返信が来るかもしれないが」といったニュアンスが込められているとも言えます。

また、このフレーズで使われている「時点」の類語としては「現在」が挙げられ、「本日現在」とのフレーズが使われることがあります。

このフレーズは、「本日時点」と同様に、少し前から区切られた「本日」までと言う意味では「時点」と同じです。

しかし、「本日時点」には先の例の様に、近い将来をニュアンスに込めて使われることがありますが、「本日現在」はそうした使い方がない点が異なります。


「本日時点」を使った例文

・『本日時点の集計では参加申込者は全従業員の半分程度です』
・『A社からは、本日時点では先日の提案に対する返答はいただいていません』
・『本日時点では貴社からのお振り込みが確認できておりません』

「本日時点」の類語や言い換え

「本日」の類語としては「今日」が、また「時点」の類語としては「現在」「段階」が挙げられます。

したがって、「本日時点」のフレーズは、「今日現在」「今日の段階」と言い換えることが出来ます。

まとめ

「本日時点」「今日のこの時期、あるいは今日のタイミング」といった意味です。

「本日」だけでなく、少し前からの時間軸を「本日」で区切って何かを表現する際に使われるフレーズです。

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