誤って不良品を送付した場合などには、「検品不備により」のフレーズが使われます。
謝罪のためにも必要なこの表現の正しい使い方などについて、考えてみることにしましょう。
「検品不備により」とは?
商品の検査に何らかの不手際があったことで、購入者が不良品を手にして迷惑を受けたことについて、謝罪をする時の表現です。
「検品不備により」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
会社が商品を出荷するに当たり前もって検品を行いますが、見落としなどの不手際によって欠陥品が消費者や取引先に届くケースは間々あることです。
その際には購入者などからクレームが届くこともありますが、謝罪の言葉を伝える上で「検品不備により」が使われます。
また検品不備についてを説明する際にも使われるでしょう。
これをお詫び状などに用いる場合、自分の過失があったこと、迷惑をかけたことについて謝罪を述べなければいけません。
場合によっては、その商品の交換や返送が必要であることについても、丁寧にお願いする必要があります。
「検品不備により」を使った例文
・『私どもの検品不備によりご迷惑をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます』
・『この度は検品不備により不良品をお渡しする状況になりまして、関係者一同深く反省しております』
「検品不備により」の類語や言い替え
「検収不備により」は、納品する物の数や仕様に間違いがないかを確かめる意味の「検収」を使った言い方です。
「検品態勢の不備により」は、対応することを表す「態勢」を用いることで、検品に対する姿勢までも含めた表現となります。
「検品に不手際があったことで」は、物事の処理が不味いとの意味がある「不手際」が存在していたことを伝える言い方です。
まとめ
自社の検査にミスがあり不良品を送り付けてしまった後、お詫びの中で、「検品不備により」が使われるのでした。
その際には自らの過失を認めて謝罪をしたり、交換などの手続きが必要であることも伝える必要があります。
言い換えるならば「検収」を使ったり、不備のかわりに「不手際」などの言葉を入れて相応しい表現としてみるのが良いです。