言葉のチョイスひとつで、全体のイメージは変わってくるもの。
「欠かせません」の適切な用語を見ていきましょう。
「欠かせません」とは?
「欠かせない」とは、欠けていると困ることをいいます。
「欠かすことができない」というニュアンスが込められていて、あるべきもの、存在すべきことをあらわします。
例えばエスニック料理店の取材で、店主が「当店のスペシャルカレーを作るには、秘伝のスパイスが欠かせません」と答える場面で用いられています。
「欠かせません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「欠かせません」は日常会話で使います。
とくに切らしたくない在庫、常に補充しておきたい物品についてあらわしています。
一方で「欠かせない」という言い方は、会社内で用いるには不十分なことも。
「欠かせません」だけでは重要度が伝わらず、多くのスタッフに理解してもらえないこともあるからです。
アンケート用紙や申し込み欄に必ず書き入れて欲しいことは「必須」、社外に漏れてはいけない重要な書類は「社外秘」「機密文書」にするなど、そのシーンに応じた明確なラベル分けをするようにしましょう。
「欠かせません」を使った例文
・『当店のパンには、天然酵母が欠かせません』
・『彼のような優秀な人材は、わが社にとって欠かせません』
「欠かせません」の類語や言い替え
「欠かせません」と似ている用語に「無くてはならない」も挙げられます。
「無くてはならない」とは、無いと存在しない世界を表現しています。
必ずあるべきもの、いるべき存在をいいます。
「彼のようなキーマンは、無くてはならない人材です」と用います。
このほか「欠かせません」の置きかえが「必要不可欠」です。
こちらも重要なことで、必ず持っていて欲しいものをいいます。
例えば「この職場では車を使うため、自動車免許が必要不可欠です」や「海外出張があるため、英語のスキルは必要不可欠です」と引用されています。
覚えておきましょう。
まとめ
「欠かせません」を見てきました。
その他の言い方を知って、敬語力を上げていきましょう。