この記事では「気にかけていただき」について解説をします。
「気にかけていただき」とは?意味
心配をしてくれて、心にとめてくれて、という意味です。
「気にかけ」は「気にかける」のことで、心にとめる、心配をするという意味があります。
「気」は気持ち、心の働きをいいます。
「かける」には、心にとめておくという意味があります。
「いただき」は「もらう」の謙譲語です。
話し手や動作の受け手にとって利益となる事柄を他人から受ける意を表します。
「気にかけていただき」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手が誰かから心配をしてもらったときに用います。
新入社員と先輩とのやり取りで説明をします。
新入社員は仕事に関する知識が少なく、わからないことだらけです。
仕事をするにあたり、困ったこともでてくることでしょう。
先輩も昔は新入社員でした。
自分が会社に入ったばかりのころは、「わからないことばかりで大変だったな」と先輩は思いました。
そこで、新入社員に対して「わからないことがあったら声をかけて」と気遣いを示しました。
この気遣いに対して、新入社員が「気にかけていただきありがとうございます」のような言葉を返します。
こういった使い方をする言葉です。
対面で使うこともあれば、手紙で使うこともあります。
こちらのことを心配して何かをしてくれたり、何かをしようとしてくれたりしているので、その好意に対してお礼を伝えます。
そのため、この言葉の後には感謝の気持ちを示す言葉が続きます。
心配しなくてもよいと思ったとしても、感謝の気持ちを伝えるようにします。
「気にかけていただき」を使った例文
・『○○のことを気にかけていただき感謝しております』
「気にかけていただき」の返答や返信例
「何かをしましょうか」と声をかけたとします。
その行為をして欲しいと相手が望むならば、その行為を行いましょう。
たとえば、「ごはんを食べているか」と心配をして、食事に誘ったとします。
新入社員は給料がそれほど多くなく、食事をするのにも苦労することがあるでしょう。
相手が食事の誘いにのったならば、一緒に食事に行きます。
断ったならば無理に誘わないようにします。
いろいろな事情があるでしょうから、相手の気持ちを考えて行動をします。
何かを断られたからといって、あなたのことを嫌っているのではありません。
まとめ
この言葉は、他人が心配をしてくれたことに対して用います。
こちらのことを思って何かをしてくれたり、何かをしようとしてくれたりしているので、それに対してお礼を伝えましょう。
この後には感謝の気持ちを伝える言葉が続きます。