ビジネスでは、細心の注意を払って業務を遂行する必要があります。
「気になるところ」もその中で使用されるフレーズであり、これより解説したいと思います。
「気になるところ」とは?
このフレーズの中心となるのは「気になる」の部分でしょう。
意味としては、「心配する」や「心にひっかかる」または「関心がある」といった内容が挙げられます。
基本的に、否定的な意味でも肯定的な意味でも使用することが出来るフレーズです。
一方「ところ」とは、「箇所」「かしょ」と同じ意味です。
以上により、「気になるところ」とは、「心配な箇所」や「関心がある箇所」という意味のあるフレーズとなります。
「気になるところ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスで使用される場合も、「不安に思っている箇所」や「関心を持っている箇所」という意味合いにおいてです。
例えば、契約内容に不備があるかもしれないという不安がある場合、「契約書に気になるところがあります」といった形で使用します。
また、「関心がある」という場合では、「貴社にご提案いただいた中に、気になるところがありました」のような使用が考えられるでしょう。
このようにビジネスでも、肯定的または否定的な意味合いで使用することが出来ますが、ビジネスにおいてはやや「否定的な意味合い」つまり「心配」的な意味での使用傾向が見られます。
「気になるところ」を使った例文
それでは、上記以外の使用例を挙げてみたいと思います。
・『気になるところはございますでしょうか』
・『データが少ないのが気になるところだ』
「気になるところ」の言い替え
「不安に思っている箇所」、「関心がある箇所」という意味があるフレーズで代用可能です。
・「ひっかかる点」
「ひっかかる」とは、「完全に納得できない」という意味合いの言葉です。
「ところ」は「点」で言い替えています。
・「興味がある部分」
「関心がある」という意味での「興味がある」で代用し、「ところ」は「部分」による代用です。
・「心配な点」
こちらは既出の表現での言い替えです。
まとめ
「気になるところ」とは、「不安な点」や「関心がある点」を意味するフレーズです。
ビジネスでは、やや「不安な点」というネガティブな意味での使用傾向が見られます。