ビジネスでは「決断」を迫られることは日々あります。
「決め手に欠ける」もそれにまつわるフレーズと言え、これより解説いたします。
「決め手に欠ける」とは?
まず問題となるのは「決め手」でしょう。
「決め手」とは、「勝負を決定づける方法や手段」または「結論に至るための最終的な理由や根拠」という意味です。
その「決め手」が欠けるということは、「勝負がなかなか決まらない」ことや「はっきりとした結論が出ない」という状態につながることはおわかりになるでしょう。
そして、このフレーズはまさにその状態を表すフレーズと言えます。
「決め手に欠ける」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスでこのフレーズが使用されるのも、「決定」や「決断」に至るだけの判断材料や根拠がない場合です。
特に、幾つかある計画や案などの中からどれを採用すべきか迷っている場合に用いられます。
また、同じぐらい優れているため決められないというより、優れている点があまりないことで決められないという意味合いが強いことに注意しましょう。
具体的には、「新製品のキャッチフレーズ案はどれも決め手に欠ける」といった使用例があり得るでしょう。
「決め手に欠ける」を使った例文
それでは上記以外に考えられる使用例を挙げてみましょう。
・『取引先から提案された新製品は、仕入れるにはどれも決め手に欠けるものだった』
・『売れるための決め手に欠ける商品の見切りは、早い方が良いです』
「決め手に欠ける」の言い替え
「最終的な結論に至るための判断材料がない」という意味のフレーズで代用します。
・「決定打がない」
「決定打」は、野球用語における試合を決める打撃内容を意味しています。
・「決定力に欠ける」
サッカーでよく使用される「得点能力がない」ことを意味する表現で、一般的な事柄にもよく使用されます。
まとめ
「決め手に欠ける」とは、特定の結論や最終判断に至るだけの材料がないことを意味するフレーズです。