「勝手ながら恐縮ですが」というビジネス用語の「意味・使い方・例文・類語や言い替え」を分かりやすく解説していきます。
「勝手ながら恐縮ですが」とは?
「勝手ながら恐縮ですが」とは、「こちらの事情だけで恐れ入りますが」を意味しているビジネス用語です。
「勝手ながら恐縮ですが」の「勝手ながら」の部分は、「こちらの(自分)の都合にも関わらず」という意味合いを持っています。
「恐縮ですが」という言い回しは、「身が縮むような思いをしていますが」を示しています。
「恐縮」とは、「ありがたさ・申し訳なさ・恥ずかしさなどで恐れ入る」の意味を持つ言葉です。
「勝手ながら恐縮ですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「勝手ながら恐縮ですが」のビジネス用語は、「こちらの都合だけを聞いてもらうようで(申し訳なくて)恐れ入りますが」を意味して使うといった使い方になります。
ビジネスメールの書き言葉でも会話の話し言葉でも、「勝手ながら恐縮ですが〜していただけますでしょうか」のような文章で使えます。
使うときの注意点は、「自分の言い分や要求だけを押しつけるような印象になりやすいので、相手が受け入れやすい条件も合わせてつけたほうがお願いを聞いてもらいやすくなる」ということです。
逆にあまりに一方的なお願いをすると信頼関係を壊す恐れもあります。
「勝手ながら恐縮ですが」を使った例文
・『勝手ながら恐縮ですが、お時間を少し頂戴することは可能でしょうか』
・『勝手ながら恐縮ですが、私どもの提案している新規プランについてご説明を聞いていただけないでしょうか』
・『勝手ながら恐縮ですが、面談する日時を金曜日か土曜日の午後に設定していただけると助かります』
「勝手ながら恐縮ですが」の類語や言い替え
「勝手ながら恐縮ですが」の類語・言い替えの表現を紹介します。
・『勝手ながら恐れ入りますが』
・『勝手ばかりを言って恐縮ですが』
・『こちらの都合ばかりで恐縮ですが』
･『こちらの事情を優先して恐縮ですが』
「勝手ながら恐縮ですが」のシンプルな言い替えとして、「勝手ながら恐れ入りますが・勝手ばかりを言って恐縮ですが」を挙げることができます。
「勝手ながら恐縮ですが」の言い回しには、「自分の都合や事情ばかり優先して申し訳ない」のニュアンスがあります。
その意味合いから、「こちらの都合ばかりで恐縮ですが・こちらの事情を優先して恐縮ですが」の類語を使うこともできます。
まとめ
「勝手ながら恐縮ですが」というビジネス用語について詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「勝手ながら恐縮ですが」の意味・使い方・例文・類語や言い替えを知りたいときは、この記事の解説内容をチェックしてみてください。
