ここでは「注力する」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「注力する」とは?
「注力する」は、何かに力を注ぎこむという意味になります。
「今は勉強に注力する時期なので、遊びに行っている時間はありません」と使った時には、今は勉強に力を注ぎ込む時期で、遊んでいる時間などないと言っています。
「我が社として、これからは○○の分野に注力していこうと考えている」のように用いることもでき、この時にはその分野に力を入れていくという解釈になります。
それが全てではないものの、一番に行うべき対象だと言っており、そういった決意、意思の表明によく使われている表現です。
「注力する」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「注力する」は、語尾につける文言次第で色々な使い方ができる表現です。
例えば、「○○に注力するつもりですが〜」とすれば、それを一番にはするものの、という用い方になります。
「決してそれだけに注力するという訳ではありません」とすれば、それだけを特別扱いする訳ではないと言っており、「彼がそれに注力すると言っていました」といったような、誰かがそうすると言っていたという使い方をしても構いません。
尚、文章向けの表現のため、口語で用いられることはあまりありません。
「注力する」を使った例文
・『スキルアップのために、これからはプログラミングの勉強に注力するつもりです』
・『今後は○○に注力すると言っていましたが、本当かどうか分かりません』
「注力する」の類語や言い替え
・『重点を置く』
この表現を使っても、意味はほとんど一緒です。
よって、「今度は○○に重点を置くつもりです」のように用いると、それに力を入れていくと言っていることになりますが、そのまま置き換えるより、「○○に重点を置いて行います」のような形で使われることが多いです。
そのため、無理にこちらに言い替える必要はなく、こちらの方が文章の流れに向いていると思えば用いるという具合でいいでしょう。
まとめ
「注力する」は、何かを一番に考えて行うといった意味で用いられています。
それが全てという訳ではなく、それに力を入れると言っていることになり、その解釈で、そうする、そのつもりだ、そうとは言っていないなどと色々な使い方をされている表現です。