この記事では、「浅学非才の身ではありますが」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「浅学非才の身ではありますが」とは?
「浅学非才の身ではありますが」は、自分の価値や能力をへりくだって伝えるあいさつの表現です。
「浅学非才+の+身+では+あります+が」で成り立っている語で、「浅学菲才(せんがくひさい)」は「学問、知識共に乏しく、かつ才能もないこと」、「の」は接続助詞、「身」は「自分の存在」、「では」は「で+は」で強調の意の接続助詞、「あります」は「ある」の連用形「あり」+丁寧語「ます」、「が」は逆接の意の接続助詞、全体で「学問・知識がなく才能もない存在ではあるが」になります。
「浅学非才の身ではありますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「浅学非才の身ではありますが」は、新任の挨拶や、仕事の節目としてする挨拶などに使われます。
形式的な言葉で、本当に自分が「無知・無能である」という意味ではありません。
この様に言ったからと安心して怠けずに、実際は能力があることを知らしめるようにすることが大切です。
「浅学非才の身ではありますが」の正しい文章表現
「浅学非才の身ではありますが」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『浅学非才の身ではございますが』
「ございます」は動詞「ある・いる」の丁寧語「ござる」の連用形「ござり」に、丁寧語「ます」が付いた「ござります」の音変化、全体の意味を変えずにより丁寧な表現にしています。
「浅学非才の身ではありますが」を使った例文
「浅学非才の身ではありますが」を使った例文は以下の通りです。
・『浅学非才の身ではありますが、少しでもお役にたてますよう努めてまいります』
・『浅学非才の身ではありますが、鋭意努力する所存でございます』
・『浅学非才の身ではありますが、全力を尽くしてまいります』
「浅学非才の身ではありますが」の類語や言い替え
「浅学非才の身ではありますが」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『まだ至らぬ点も数多くございますが』
・『まだまだ未熟な身でございますが』
・『まだまだ力不足ではございますが』
まとめ
今回は「浅学非才の身ではありますが」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
