無事に終わったことを、丁寧にお伝えしたいことも。
「済ませることができました」の正しい使い方を見ていきましょう。
「済ませることができました」とは?
「済ます」は成し遂げることをいいます。
セレモニーや会、行事がひと通り終わったことを示しています。
この場合は「できました」とあるので、第三者の方に「無事に終わりました」とお伝えする場面で用いられています。
「済ませることができました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
イベントの主催者となると、終わった後の報告に気をつかうものです。
激励のメッセージを送ってくれた方、サポートをしてくれた方にお礼かねがねご挨拶をしなくてはいけないからです。
こちらの表現は大きなイベントが終わったことを示す言葉なので、ビジネスシーンでも用いられています。
例えば会社の記念行事のシーン。
「皆様のおかげで、会を無事に済ませることができました」と打ち上げの挨拶でも使えます。
また告別式、四十九日の法要など喪の席でも、お花や香典をいただいた方のお礼状として使われています。
色々な応用がきく言葉なので、覚えておきましょう。
「済ませることができました」を使った例文
・『おかげ様で10周年事業を、無事に済ませることができました』
・『法要を済ませることができました。御礼申し上げます』
「済ませることができました」の類語や言い替え
同じような表現に「滞りなく終えることができました」が挙げられます。
「滞りなく」は滑らかに計画が進むことをいいます。
氷の上をすべるスケート選手のように、美しいフィニッシュを決めたことを伝えています。
「式典を滞りなく終えることができました。
ひとつの節目を迎えられ、肩の荷がおりた思いです」のように用います。
このほか言い替えの表現に「相済みました」があります。
「相済む」とは、物事が片付くことをいいます。
葬儀や法要の席でも使え「滞りなく七周忌の法要が相済みました。
厚く御礼申し上げます」と引用します。
このほかビジネスシーンで使いやすいのが「完了いたしました」となります。
まとめ
「済ませることができました」を解説しました。
正しい使い方を知って、清々しい文を作ってみてください。