この記事では「特段のご配慮をいただき」について解説をします。
「特段のご配慮をいただき」とは?意味
普通の程度ではない気遣いをもらって、という意味です。
「特段」は特別という意味で、他との区別がはっきりとあること、他とははっきりと区別して扱うこと、物事の状態や性質などの程度が他とは違うことという意味があります。
「ご配慮」は「配慮」をその行為をする人へ尊敬の意を表す形にしたものです。
「ご」を他人の行為を表す言葉につけて、その行為をする人へ尊敬の意を表しています。
「配慮」は気遣いという意味です。
「いただき」は「もらう」の謙譲語です。
「特段のご配慮をいただき」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、普通の程度よりも勝った配慮をしてもらったときに使用をします。
普段、他人から配慮をしてもらうことはあるでしょう。
しかし、この言葉は普段あるような配慮をしてもらったときに使うものではありません。
「特段」なので、その程度が普通とは違う場合に使います。
普段から「特段」を使っていると違和感があるので、使う場面を選びましょう。
この後にはお礼の言葉を続けます。
配慮をしてもらったことは、自分にとって恩恵となっています。
他人のために何かをしたとき、お礼をいわれることを期待している人もいます。
そういった人に対してお礼の言葉がないと不快にさせてしまいます。
また、相手との関係をよく保つために、お礼を伝えることは大切です。
「特段のご配慮をいただき」を使った例文
・『特段のご配慮をいただき、ありがとうございます』
「特段のご配慮をいただき」の返答や返信
特別な配慮をしてもらったことへ、相手は恐縮しているかもしれません。
恐縮しているようならば、「気にしないでください」と言葉をかけるとよいでしょう。
相手の気持ちが軽くなります。
今後は同じような配慮ができないようならば、そのように伝えておくとよいでしょう。
何度も特別な配慮はできないはずです。
同じような配慮はできないことを伝えておかないと、また特別な配慮を期待されてしまうかもしれません。
まとめ
この言葉は、普通とは程度の違う配慮をしてもらったときに伝えるものです。
普段からある配慮に対して伝えるものではありません。
