ここでは「異動されることになりました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「異動されることになりました」とは?
「異動されることになりました」は、ビジネスシーンにおいて誰かが部署や勤務地を移ることになった時に、「○○さんは営業一課に異動されることになりました」などと用いられます。
丁寧にそのように誰に伝えるために使いますが、その相手に対してそうしているという訳ではなく、先の例だと○○さんを立てて使っている表現になります。
つまり、その人が自分より目上、または上司などの立場が上の相手の時に用いられることがほとんどで、このように使って伝える相手には特に礼を払っていることになりません。
「異動されることになりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「異動されることになりました」は、そうなることになった、という意味で用いられています。
よって、このように使った時点ではまだそうはなっておらず、今後の予定として伝えることになります。
「異動することになりました」と少し崩して使っても意味は変わらないので、異動の対象と使う相手によってはこちらを用いた方がいい場合があります。
それは、ビジネスシーンで他社など対外的な相手に自社の誰かが異動になったと伝える場合で、その時には社内の人間を立てて使うべきではないため、そちらの方が合っています。
「異動されることになりました」を使った例文
・『○○課長が新製品の開発事業部に異動されることになりました』
・『○○さんは来月から△△支社に異動されることになりました』
「異動されることになりました」の類語や言い替え
・『転属されることになりました』
似た使い方になる表現で、同様に「○○さんが△△に転属されることになりました」のような使い方をすることができます。
また、「来月から○○部に転属されることになった」などと自分がそうなったといった用い方をすることもできるのが特徴で、そういうことになったという意味で使われています。
まとめ
「異動されることになりました」は、社内で部署、または勤務地を移ることになった人を立てつつ、そういうことになったと誰かに伝えるために使う表現です。
このように使う相手を立てている訳ではなく、対外的に自社の人間がそうなったという用い方には向いていないので注意してください。