周囲の人の心身をより良い状態に持って行きたい状況では、「癒されましょう」との言葉を用いることがあります。
癒やされたら状況も好転するものですが、このフレーズはどんなふうに使うかなどを確かめてみましょう。
「癒されましょう」とは?
現在ある精神的な苦悩や肉体の疲れなどをやわらげたり解消していくことについて、相手に勧めたり誘うための表現です。
「癒されましょう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
人々は常に苦悩やストレスを受けたり疲労を溜めたりして、悪い状態に陥りがちです。
そんな心身の状態に癒やしを得て状況を改善していくことを伝えるにあたり、「癒やされましょう」を使うことができます。
これは旅行や娯楽に興じる際に使われがちな表現です。
用いる場合は「温泉によって」などのように、どんな方法で癒やされたら良いか、はっきりさせると伝わりやすくなります。
また「ストレスを溜めては良くないので」など、何故癒やされたほうが良いのかを説明することもできるでしょう。
しかしこの表現は言う人が一方的に誘いかける言葉であり、目上に対しては相応しくないかも知れません。
その場合は言い替える事が必要です。
ただ「癒されてください」とすると、おかしい表現になるので注意が必要です。
「癒されましょう」を使った例文
・『せっかくの旅行の機会に、良い景色と食事と温泉によってじっくりと癒されましょう』
・『披露やストレスがあっては良くないので、これを機会にとことん癒されましょう』
「癒されましょう」の類語や言い替え
「癒されてお過ごしください」は、癒やしの要素を受け取りながら、この場に滞在してほしいことを表しています。
「お寛ぎください」は、心も体もゆったりとして過ごして欲しいことを相手に伝える表現です。
「のんびりお過ごしください」は、緊張がほぐれて心身が楽な状態を表す「のんびり」を用いて、そのような状態で滞在して欲しいことを表しています。
「ご静養なさってください」は、心身を静かに休めて回復をはかる意味の「静養」を用い、それを促すための表現です。
まとめ
相手に心身の苦悩や疲れを解消してほしいと伝える目的で、「癒されましょう」を使うことができるのでした。
ただこれは一方的な誘いかけなので、相応しくない場合もあります。
目上に対しては「お寛ぎください」など、丁寧な言葉を用いることも考えてみてください。