ここでは「目処が立つ」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「目処が立つ」とは?
「目処が立つ」は、おおよその見通しがつくという意味で用いられます。
その見通しがついたという意味で語尾を「立った」とする使い方が多く、「やっとこの作業が終わる目処が立った」のように使った時には、その作業がいつ終わるかのおおよその見通しがついたと言っています。
具体的なそれを一緒に添えて用いることもできるので、先の作業の例ではその後に「恐らく3日後には終わると思う」などと続けることができます。
このように使った側がそう思っているという意味になるため、そのように感じていれば使うことができ、実際にその通りになるのかはこの表現だけでは分かりません。
そのため、誰かからそうだと伝えられた時には、あくまでその人なりの見解だと考えた方がいいことも少なからずあるのが実情です。
「目処が立つ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「目処が立つ」は、このまま使うとなると、「そろそろ目処が立つと言っていた」、「明日には目処が立つかもしれない」といったような用い方になりますが、語尾を変えた前述の「目処が立った」、または「目処が立ちそうだ」、「目処が立っている」のような使われ方の方をよく見聞きします。
後ろの2つの形はそれぞれ、おおよその見通しがつきそうだ、それがもうついているという意味になり、「目処」をそのような見通しのことだと覚えておけば、このような色々な使い方をすることができます。
文章で使う時にはこの「目処」は「目途」としてもよく、昔に占いで使われていた棒をそのように呼んでいたことから、それが指し示す先の見通しとかけてこのように使われるようになったのが語源とされています。
「目処が立つ」を使った例文
・『そろそろ第一段階が終了する目処が立つと言っていた』
・『やることが多過ぎて、とても全てが終わる目処が立つ気がしない』
「目処が立つ」の類語や言い替え
・『見込みが立つ』
こちらの表現も、おおよその見通しがつくという意味になります。
よって、言い替え表現として用いることができ、どちらでも意味が変わることはなく、「目処が立つ」と同様に「見込みが立った」、「見込みが立ちそうだ」などの形で使われることも多いです。
まとめ
「目処が立つ」は、何かについてのおおよその見通しがつくことを意味する表現になります。
何かが終わるそれについて用いられることが多く見られ、このように使った側がそのように思う、感じるという使い方になるので、それが確かなのかまでは分からない表現です。