この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「直接お会いできず残念です」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「直接お会いできず残念です」とは?
「直接お会いできず残念です」のフレーズを、言葉毎に分解し、少し詳しくその意味等を説明します。
最初の「直接」は「間に何も置かないで関係したり、働きかけたりすること」を意味する言葉で、ここでは「面と向かって」といった意味で使われています。
次の「お会いできず」は「お会いできる」の否定形です。
また、その「お会いできる」は「会う」に敬意を表す接頭辞の「お」が付けられ、またその後ろに可能性を表す「できる」が付けられた表現です。
そして最後の「残念です」は「心残りや、諦めきれないや、悔しく思うこと」を意味する「残念」に丁寧語の「ます」が付けられた表現です。
したがって、「直接お会いできず残念です」とは、「面と向かって会うことが出来ずに心残りに思います」と言った意味の敬語表現となります。
「直接お会いできず残念です」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「直接お会いできず残念です」とは、「面と向かって会うことが出来ずに心残りに思います」といった意味の敬語表現なので、会いたかった目上の人に、会えなかった残念な気持ちを伝える表現で、ビジネスメールでよく使われるフレーズです。
例えば、何かのイベント会場等で会えると楽しみにしていた方と会えなかった場合や、取引先を訪問した際に会って挨拶したいと思っていた方に会えなかった場合によく使われます。
また逆に、相手の方が自分に会えると思われていたのに、自分が急用で出かけていて会えなかった場合にも使われます。
この表現では、単に「お会いできず残念です」ではなく、「直接」との言葉が添えられているので、誰かを通じて「宜しくお伝えください」と会いたかったことが、相手の方に伝わっているニュアンスが言外に含まれていると言えます。
「直接お会いできず残念です」を使った例文
・『先日は、イベント会場が混雑しており、直接お会いできず残念です』
・『ご挨拶に伺いましたが、直接お会いできず残念です。改めて、ご挨拶に伺います』
・『急用で不在にしており、せっかくお越しいただいたのに直接お会いできず残念です』
「直接お会いできず残念です」の類語や言い換え
「直接」の類語としては「面と向かって」が挙げられ、また「お会いする」の類語としては「お目にかかる」や「お顔を拝見する」等が挙げられます。
また「残念です」の言い換えとしては、「心残りです」が挙げられます。
したがって、「直接お会いできず残念です」は、元の言葉や類語を繋いで、「直接お目にかかれず残念です」や「面と向かってお顔を拝見できず心残りです」等と言い換えることが出来ます。
まとめ
「直接お会いできず残念です」とは、「面と向かって会うことが出来ずに心残りに思います」と言った意味の敬語表現です。
「お会いできず残念です」ではなく、「直接」との言葉が添えられているので、誰かを通じて「宜しくお伝えください」等と会いたかったことが、相手の方に伝わっているニュアンスが言外に含まれていると言えます。