「知見」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「知見」とは? ビジネス用語

どのように使用すればいいか分からない、難解な熟語もあるものです。

「知見」の正しい使い方を見ていきましょう。

「知見」とは?

「知見」「ちけん」と読みます。

「知ること」「見ること」が重なった熟語で、実際のものを見学に行って、自分の肥やしにすることをいいます。

百聞は一見に如かずといいますが、人の噂で聞いたことよりも自分の目で確かめた方が、精度が高いことを指しています。


「知見」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

いつもの居場所を離れて、研修に行くと新しい発想を授かれるものです。

例えば海外に行って最新鋭の技術を目にした時は、心の中にある「教養のふろしき」が広がっていきます。

この時に使用したいのが「知見を広げる」という言い方です。

斬新なものを見て、視野を広げることを示しています。

一方で周りの方にも使えるのが「ご知見」というフレーズです。

専門家や目上の方から意見をもらうことを「ご知見を借りる」「ご知見を賜る」というので心得ておきましょう。

ちなみに「知見」は知ったかぶり、一夜漬けの知識には引用しない、深い意味があります。

自分で苦労して得た知恵や体験に用いるので、線引きをしっかりしておきましょう。


「知見」を使った例文

・『知見を広げるために、3年ほどパリに行って参りました』
・『先生のご知見をお借りしたく存じます』

「知見」の類語や言い替え

よく似ている言い方に「知恵」もあります。

「お知恵」で用いることが多く「先生のお知恵を、ぜひ拝借したいです」と使います。

知恵は難しい状況を乗り切るヒントという意味があって、ピンチを乗り切るための術として根付いています。

このほか言い替えの表現に「キャリアを磨く」「ご見解」「ご意見」が挙げられます。

例えば「知見を広げるために、海外留学をしました」という文も「キャリアを磨くために、海外留学をしました」と置き換えることができます。

また「ご知見をお聞かせください」「ご見解をお聞かせください」と変更できます。

覚えておきましょう。

まとめ

「知見」をお伝えしました。

正しい敬語を学んで、日々の生活に役立ててください。

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