社内でスピーチをするような機会があったら、「社会人として」というフレーズが使われることがあります。
面接時にも聞かれるこの表現の、使い方や適切な言い換えを確かめてみましょう。
「社会人として」とは?
世の中で職業を持ってルールを遵守し協調して過ごす人を表す「社会人」を用い、その立場で責任を全うする気持ちを人に伝える時の表現です。
「社会人として」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
就職して働き出せば、ルールやマナーを守り周囲と協力して過ごすことが、社会人としての常識、あるいはステレオタイプと言われています。
世の中で社会人らしくあるべきとの思想を相手に語ったり、その意気込みを伝える時に「社会人として」が使われます。
面接時に社会人としてどうありたいかは聞かれがちで、上司が部下に指導や説教をする時、自己紹介を含むスピーチでも使われるでしょう。
ただし普段の会話で他人に使うと上から目線となってしまい、違和感が出たり嫌悪感を持たれることもあるので気をつける必要があります。
「社会人として」を使った例文
・『一人の社会人として、与えられた責任を全うしなければいけません』
・『社会人として、周囲の人との信頼関係を大切にすべきと思っています』
「社会人として」の類語や言い替え
「社会の一員として」は、団体に所属する一人を意味する「一員」を用い、社会人としてに似た意味になる表現です。
「社会の歯車として」は、機械を構成する部品である「歯車」を使い、世の中に帰属する者の立場を表しています。
「大人として」は、成人した人を意味する「大人」を使った表現ですが、この場合は就業者だけに限らず退職者や無職者まで含むことになるでしょう。
また「として」の言い換えで「立場」を用い、「社会人の立場では」などを使うことも可能です。
まとめ
世の中で就業しルールなどを守って過ごす立場を人に表明する時の表現が、「社会人として」なのでした。
普段の会話から使ったり、多用することには注意が必要です。
言い換えるなら「社会の一員として」などを選んでみてください。