この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「社員一同」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「社員一同」とは?
「社員一同」の用語における「社員」は、「その会社に勤務する人のこと」を意味する場合と、「株式会社における株主のこと」を意味する場合のある言葉です。
一般的には前者の意味で使われることが多いと言えます。
また「一同」は「その場にいる全員、それの該当する全員」といった意味の言葉です。
したがって、「社員一同」は「会社に勤務する人全員」といった意味の用語です。
「社員一同」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「社員」は先に「その会社に勤務する人のこと」を意味する言葉だと説明しましたが、これは広義の意味で、狭義の意味では「正社員」を指して使われることもあります。
会社に勤務する人の雇用形態としては、正社員の他にパートやアルバイトもあり、広義ではそれらの全ての人を指し、狭義では正社員のみを指す場合があるのです。
こうした広義と狭義の意味の誤解を避けるために、正社員を「社員」と表現し、正社員やパートやアルバイトの全体を指す言葉として「従業員」と使い分けているケースもよく見受けられます。
社外の人から見れば、正社員であるかパートであるかは分かりませんし、いずれの雇用形態の人であろうが、その会社の人であることに違いないと認識されます。
したがって、顧客等の社外の人に向けては、例えば「従業員一同お待ち申し上げております」等と、「社員」ではなく「従業員」の言葉が使われることが多いと言えるのです。
「社員一同」を使った例文
・『今後も社員一同サービスの向上に努めてまいる所存でございます』
・『社員一同、ご来店をお待ち申し上げております』
・『社員一同からのささやかなお祝いの品です。ご笑納くだされば幸いです』
「社員一同」の類語や言い換え
「社員」の類語としては「従業員」や「スタッフ」が挙げられます。
したがって「社員一同」は「従業員一同」や「スタッフ一同」と言い換えることが出来ます。
まとめ
「社員一同」の用語は、広義では「その会社に勤務している人全員」との意味で使われ、狭義では「その会社に勤務している正社員全員」との意味で使われます。
広義と狭義の意味の混同を避けるために、「その会社に勤務している人全員」を指す場合は「従業員一同」とし、「その会社に勤務している正社員全員」を指す場合を「社員一同」ちお使い分けられるケースも多くなっています。
