ここでは「私事にて恐縮ではございますが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「私事にて恐縮ではございますが」とは?
「私事にて恐縮ではございますが」は、それが自分の都合によるものだと伝えるための表現です。
口語、文章のどちらでも使うことができ、つまりは私用だという意味になります。
その内容を続けて、「私事にて恐縮ではございますが、その日は法事がありますので休ませていただきます」のように使われており、この場合、その日は法事という私用によって休ませてもらうと言っています。
上の使い方ではそうすると言い切っていますが、そうしてもいいかと誰かに訊ねるために使うことも多く、その時にはそういうことがあるためにどうしたいという流れにして用います。
この時には当然ですが、その許可を出せる相手が対象になります。
「私事にて恐縮ではございますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「私事にて恐縮ではございますが」を、先のような、そのようなことがあるのでどうさせて欲しいと使う時には、「私事にて恐縮ではございますが、明日は通院する必要がありますので、休ませてもらえませんか」といったような使い方になります。
その可否を訊ねて用いているので、この後には相手の返答を待つ必要があり、そこで認めてもらうことができて初めてその私用となる内容に携わることができると考えてください。
挙げてきた例のような、その日はこのような私用があるので休ませて欲しいという用い方をすることが多い表現ですが、私的な発表があるといった使い方もできるので、そちらで見聞きすることも少なくありません。
「私事にて恐縮ではございますが」を使った例文
・『私事にて恐縮ではございますが、午後からちょっとした私用がありますので早退させていただきます』
・『私事にて恐縮ではございますが、この度結婚をすることになりましたのでご報告いたします』
「私事にて恐縮ではございますが」の類語や言い替え
・『私事で恐縮ですが』
「私事にて恐縮ではございますが」はとても丁寧な使い方になっており、それを崩すとこの形になります。
こちらでも意味は一緒なので、そこまで丁寧に使う必要はないと思った時にはこのようにするとよく、元の表現から崩してこそいますが、こう使ったからといって失礼になることはまずありません。
まとめ
「私事にて恐縮ではございますが」は、私用にてどのようにしたい、または私的な発表があるという使い方になります。
前者の場合、そのための許可を求めて用いることも多く、この場合にはそれを出すことができる相手に対して使うことになります。