「空いてます」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「空いてます」とは? ビジネス用語

ビジネスではスケジュール調整は欠かすことが出来ません。

「空いてます」もその一環で使用されるフレーズであり、これより解説いたします。

「空いてます」とは?

「空いてます」は、文法的に見ると「空く」の連用形「空き」に、接続助詞の「て」、丁寧表現の助動詞「ます」の終止形もしくは連体形がそれぞれ順番に付いた形のフレーズです。

本来であれば「空きてます」となるはずですが、発音しづらいため「き」「い」に変化するイ音便変化で「空いてます」と表記されます。

「空く」とは、ストレートな意味では「隙間が出来る」「空になる」「からになる」というもので、それ以前に存在していたものが無くなるという意味合いがある動詞です。

今回のフレーズでは、「空いてます」となっているので、「空の状態です」という意味になり、自分のスケジュールに予定が入っていないか、することがないことを意味しています。

尚、「空いています」のように、動詞「いる」の連用形「い」を間に挟む方が状態の説明としては自然な表現になりますが、口頭での使用やカジュアルな表現としては問題ありません。


「空いてます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

既に説明した部分と重複しますが、このフレーズは以下の3つのケースで使用されます。

「スケジュールに空きがある場合」
自分のスケジュールに予定が入っていない場合に使用するフレーズです。

相手から具体的な日付と共に何かをすることを打診された場合に、「その日は空いてます」のように使用します。

「手が空いている場合」
相手が何か手伝って欲しい場合や、何かして欲しい場合に、「今、何かしていますか」のような形で問われることがありますが、それに対する返答として「空いてます」と答えることが出来ます。

より正確には「手が空いてます」という方がわかりやすいでしょう。

「席などのスペースが空いている場合」
席が空いているかどうか尋ねられた場合、空いていれば「空いてます」と答えることが出来ます。

ある意味一番一般的な使用方法かもしれません。

全体として、かなりカジュアルな口語表現であり、目上の相手に使用出来ないというわけではありませんが、その場合は相当親しい相手に限られます。


「空いてます」を使った例文

それでは、上記以外の使用例を挙げてみましょう。

・『取り敢えず今は空いてます』
・『夜は空いてますが、昼間は予定が入っています』
・『手は空いてますので、お手伝いさせてください』

「空いてます」の言い替え

スケジュールが空いているか、手が空いているかをそれぞれ言い替える必要があります。

「予定は入っていません」
「スケジュールに空きがある」ことを「予定が入っていない」という形で言い替えています。

「余裕があります」
スケジュールに空きがあることや手が空いていることを「余裕」によって言い替えています。

「特にやることがありません」
こちらもスケジュールの空きにも、手が空いていることにも使えるフレーズです。

「暇です」
こちらも両方の意味で代用可能です。

まとめ

「空いてます」とは、スケジュールが空いていることや、手が空いていることを相手に伝えるためのフレーズです。

正確には「空いています」とすべきで、かなりカジュアルな表現のため、口頭で親しい相手に対してのみの使用としましょう。

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