「突然ではございますが」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「突然ではございますが」とは? ビジネス用語

ここでは「突然ではございますが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「突然ではございますが」とは?

「突然ではございますが」は、いきなりのことですがという解釈で用いられます。

その相手が予期しないようなタイミングで何かを伝えることになる場合に使うもので、そのうちをそれについて連絡するとあらかじめ伝えていたような時には用いません。

使われた側としては、そんなことを言い出されると思ってもみなかったということになりますが、そのように驚かれることを想定して用いられるのがこの表現です。

このように使ったとしても、続ける内容次第では驚かせてしまうことになりますが、そのためのクッションになると考えてください。

具体的には、「突然ではございますが、明日の件はキャンセルになったことをお伝えいたします」のような使い方になり、このような、いきなりそうなってしまったといった内容を伝えることになる場合に向いている表現となっています。


「突然ではございますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「突然ではございますが」の後に続ける内容は、どちらかと言えば伝えにくいことが多いと言っていいでしょう。

それは、この表現で前置きをする場合、いきなりですがと言っていることになるため、相手としては何の心積もりもないことを言い出されてしまうからです。

しかし、そのような使い方だけでなく、「突然ではございますが、この度○○に新店舗をオープンすることになりました」のように、悪い意味ではなく相手を驚かせるような用い方をされることもあります。

口語でも使うことができますが、どちらかと言えば文章向けの表現となっており、それを書く際にこの後に続ける内容をじっくり考えることができるので、悪いことを伝えなければいけない場合には、内容としては同じでも、なるべく抑えた表現にする、驚かせないようにするといった工夫をするものです。


「突然ではございますが」を使った例文

・『突然ではございますが、来月末で退社することになりました』
・『突然ではございますが、少し明日お時間をいただけますか』

「突然ではございますが」の類語や言い替え

・『急なお願いになりますが』
「突然ではございますが」の後に続ける内容が相手へのお願いになる場合、こちらを使っても意味はほとんど同じです。

同様に驚かせないためのクッション表現という使い方になりますが、いきなり伝えられる内容がお願いごとだとすぐに分かるため、その場合にはこちらにした方がスムーズです。

まとめ

「突然ではございますが」は、いきなりですがという解釈で使われている表現です。

この後に使われた相手にとっていい内容が続くことはあまりありませんが、サプライズのような用い方もできるため、悪いことを伝えるための表現という訳でもありません。

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