「立場上」とは?
仕事の上での会話やメール文におけるこの語句の使用方法や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「立場上」とは?
この「立場」という言葉は、「人の立つ場所」「立っている所」を表わしますが、「立場」にはもう一つ「その人が置かれている地位や境遇」を示す場合もあります。
このフレーズは、本心や本音はそうではなくても、自分の今の地位や境遇からはそうとしか言えないといった場面で使われる言い回しです。
そのため、使いたくて使っているわけではないケースも多い語句です。
「立場上」の仕事の上での会話やメール文における使用方法や、使うときの注意点
このフレーズは、「自分の現在の地位や境遇からは」ということを言い表わす語句です。
このフレーズには、「個人的な判断が許される場面であれば許可してあげたいが、現在の立場では許可することはできない」といったような使い方になります。
その場合の立場とは、役目や役職の他、年齢であったり、熟練者(プロ)であったり、専門家であったりとさまざまです。
年齢の場合は大人と子供という分け方もでき、「大人は子供の手前」のため「大人は立場上〜できない」といったフレーズで使われます。
「立場上」を使った例文
・『立場上、あの発言になりましたが、本心は必ずしもそのとおりではありません』
・『管理職という立場上、私は部下の成績評価をしなければなりません』
・『親という立場上、子供を守る義務があります』
「立場上」の類語や言い替え
この語句の類義語・言い換え語として、まず挙げられるのが「便宜上」です。
そのように言ったり、そのように解釈した方が都合のいい場合に使う語句です。
少々ニュアンスは異なりますが、本当はそうでない場合が多く、都合を優先するために適したやり方でを採用したことが考えられます。
他には、「役職上」や「職務上」などが同じようなニュアンスで用いられます。
まとめ
このフレーズを使っての発言や行動は決して本心からきていないことを考慮して考えたり判断したりする必要があります。