祈念にまつわる表現は、いくつかあります。
「継続されることをご祈念いたします」の適切な使い方と例文を見ていきましょう。
「継続されることをご祈念いたします」とは?
この場合の「継続」は「続けていくこと」を示しています。
事業の継続、存続といった言葉が浮かびます。
また「ご祈念いたします」は神様や仏様など、雲の上の方にお祈りする、真剣な気持ちをあらわしています。
「以前と同じように続いていくことを、心から祈っています」という解釈があります。
再興を心から祈る、丁寧な文といえるでしょう。
「継続されることをご祈念いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
天災などによって、親しい方の事業の継続が危うくなることがあるかもしれません。
少しでも希望の光が見いだせる状況であれば、励ましの言葉を送りたいもの。
「継続されることをご祈念いたします」は復興を願う状況で用いる、厳かな言い方です。
少しでも前向きな言葉で励ましたい時に取り入れていきましょう。
一方で「継続されることをご祈念いたします」は「継続」という力強い言葉が入っているので、相手によっては「余計なおせっかい」に聞こえる場合も。
その他の言い回しを学んで、優しい言い方も心得ておきましょう。
「継続されることをご祈念いたします」を使った例文
・『健やかに事業が継続されることをご祈念いたします』
・『一日も早く、以前のように継続されることをご祈念いたします』
「継続されることをご祈念いたします」の類語や言い替え
似ている言い方に「ご心痛はいかばかりかと」があります。
「ご心痛」は心をひどく痛める、つらい状況をあらわしています。
しんどい思いをされた方に寄り添う言い回しで「この度のご心痛はいかばかりかとお察しいたします」と表現できます。
また言い替えの表現に「お健やかにご再興に向かうことを、心からお祈り申し上げます」があります。
相手の実情を考慮しながら、思いやりのある文に仕上げていきましょう。
まとめ
「継続されることをご祈念いたします」を解説しました。
気になる表現の意味を知って、敬語の上級者を目指していきましょう。